「ポーの一族」を原作から予測! 永遠に美しいバンパネラの物語。

今年もあと残すところわずか。宝塚歌劇は1月1日より宝塚大劇場で公演が始まります。

2018年の最初の舞台は、新作で1本もの「ポーの一族」。

宝塚を、日本を代表する演出家である小池修一郎氏が、ずっとあたためてきた作品で、漫画家・萩尾望都氏の代表作です。

劇団公式サイトの解説によると、小池氏は同作品をミュージカル化したいと夢見て宝塚歌劇団へ入団。1985年に萩尾氏に「いつか劇化させてほしい」と申し出て以来30年を経て、ようやく上演となったとか。

萩尾氏は、他の上演希望を断り続けた幻の舞台ということなので、宝塚へ、花組へ寄せられる期待もとても大きなものとなります。

それではポーの一族。一体どのような作品なのでしょうか。原作を読み解きつつ、宝塚での舞台を予測していきましょう!

「ポーの一族」、そのストーリーとは?

ポーの一族 宝塚出典:©宝塚歌劇団 公式HP 花組公演『ポーの一族』より
「ポーの一族」とは、明日海さんが演じるエドガーが属する一族のこと。

一族は普通の人間ではありません。彼らは「バンパネラ」。永遠に生き続ける吸血鬼です。

エドガーは14歳でバンパネラになります。たった一人の妹であったメリーベルは一旦引き裂かれるものの、彼女もバンパネラとなりポーの一族へ加わります。

永遠に年を取らないエドガーが時空を超えて、旅を続けるというのが大まかなストーリーです。

宝塚歌劇版では、柚香光さん演じるアランがポーの一族に加わるところからお話が始まるようです。

約200年の時の間に、様々な人に出会い、たくさんの人の心に鮮烈な存在を残していくバンパネラたち。そこに息づく愛を描くのが今回の大きなテーマのよう。

漫画の原作は1話ずつで完結されており、その一つひとつが、色々な時代の設定なので読み進める中で話が繋がっていく瞬間が面白い!と感じられる作品です。しかし、これを舞台でどのように表現するのか未知数だらけですが、それは幕が上がってからのお楽しみとしましょう!

それでは、キャストについてご紹介していきます。

[next_heading title=明日海りおが演じる、美しいバンパネラの少年、エドガー。]