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宝塚歌劇団では、5つある組が、それぞれの個性を発揮しています。
今回は、その中でも「花組」に注目し、2018年現在の魅力をひもといていきたいと思います。
宝塚の中で最も古い花組は、伝統ある男役芸・娘役芸が必見ポイント。さらに現在は、5組の中で在任歴が一番長いトップスター・明日海りおさんが築いた”花組カラー”が色濃く舞台を彩っています。
花組の2018年は「ポーの一族」で幕を開け、宝塚ファン以外にも大きく評価されました。今年は、さらなる躍進の年となりそうです。
死神・現代の青年・永遠の少年…あらゆる表現を可能にする花組トップスター・明日海りお

89期生で、2014年にトップ就任を迎えてから今年で5年目に突入します。早くから抜擢され育てられてきた生粋のスターオーラは、トップスターとしてのキャリアを重ねるうちにさらにパワーアップ。
舞台に立つと圧倒的なパフォーマンスでファンの心を捉えて離しません!
中性的な美しさから、死神、平安貴族、下町の青年、現代の青年、永遠を生きる少年…などなど数多の役をいきてきました。

舞台人としての代表作とも言えるのが、2018年の幕開けを飾った「ポーの一族」。
トップスターが少年を演じるという宝塚の枠からはみ出た怪演で、少女漫画の世界観を表現しました。
普段は、終演後のごあいさつでも、インタビューでも、「ゆるふわ」な素顔がのぞきます。

出典:©宝塚歌劇団 公式HP 花組公演 『仮面のロマネスク』『EXCITER!!2017』より「Exciter!!」など、オラオラ系のショーで観客のハートを撃ち抜いた後に、”みりお節”炸裂のごあいさつを聞く…そのギャップが、癖になってしまいます(笑)
そんな素顔の奥に秘められた”男役への熱い思い”が、明日海りおさんの輝きを一層際立てているのかもしれません。
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"洗練された娘役芸に脱帽!花組トップ娘役・仙名彩世"
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