「THE BLACK SWAN(ザ・ブラックスワン)」は2014年3月31日に正式始動した、「人の闇を描く」ことをコンセプトとしたビジュアル系バンド。曲調はメロディアスながらも非常にハードなロックで、デスボイスも要所要所に用いられています。2016年4月27日に1stフルアルバム「OUSIA」をリリース予定。
THE BLACK SWANはそのコンセプトや音楽性からもわかるように、非常にダークな雰囲気を帯びたバンドです。メンバーも黒を基調とした革製の衣装などを着用しており、たいへんカッコいいのですが、同時に少し怖くもあります。
そんなメンバーの中で、ひときわビジュアルが目立っているのがドラムの煉(れん)。赤と黒に染めた髪の毛と、右目と左目で色が違う特殊なカラーコンタクトをいれた瞳がなんだか威圧的な外見です。
●猫かわいがり? 実は優しい煉さん
そんな煉さんが2015年8月26日にツイッターへ投稿した写真には、なんとまだ目も開いていない手のひらサイズの子猫が映っていました。どうやら子猫は母猫に置いて行かれてしまったようで、庭でずっと鳴いていたところを煉さんが保護したのです。煉さんはすぐに子猫を病院へ連れて行き、そこで生後一週間以内に産まれたばかりの子猫だと判明します。
それから煉さんは「猫育てハンドブック」で勉強しながら、子猫をかいがいしくお世話します。病院にて哺乳とトイレのお世話を習ったり、夜にベッドから脱走しようとする子猫をベッドに戻したり、寝転がって甘える子猫と遊んであげたり。
本人は「やれやれ」「世話が焼けるぜ」などとコメントしつつも子猫の動画や写真をちょこちょことツイッターに投稿していて、もうかわいくて仕方がない様子。子猫もベッドではなく煉さんと一緒に寝たいと鳴きだしてしまうほどになついてしまいました。
煉さんの丁寧なお世話もあってか、子猫はすくすくと成長していきました。お腹からへその緒が取れ、手のひらに収まらないぐらいの大きさになり、ミルクを飲む量が日に日に増えていき、そして9月8日には性別がオスだと判明。
オスだとわかった子猫は、煉さんによって「虎徹(こてつ)」と命名されました。この名前には煉さんからの「虎のようにたくましく育ってほしい」という想いが込められているのだとか。

●ミスマッチな組み合わせが大反響!
ハードロックを演奏するこわもてのV系バンドマンとかわいらしい子猫というミスマッチな組み合わせは、ツイッターを中心に大きな反響を呼びました。「トコトン掘り下げ隊!生き物にサンキュー!」という生き物番組では「奇跡のコンビ」として煉さんと虎徹くんのエピソードに密着した企画が組まれ、虎徹くんをかわいがる煉さんの様子が放送されました。この番組で煉さんはメイクを落としたすっぴんも披露。その素顔はなんだか優しそうな雰囲気のお兄さんでした。
さらに3月19日には「煉と虎徹」と題した写真集が発売しました。こちらは虎徹くんのかわいい写真と愛情深い煉さんのお世話の様子がたくさん収められたハートフルな一冊。発売前から重版が決定し、発売後は通販サイトの「猫」カテゴリで一位を獲得する大人気作となりました。
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そして現在、4月4日から17日まで、東京は浅草橋の「TODAYS GALLERY STUDIO」にて、「煉と虎徹展」が開催中です。こちらでは「煉と虎徹」に収録した写真はもちろんのこと、まだ子猫だった頃の虎徹くんを撮影した未発表写真も展示しています。会場では煉さんと虎徹くんのクリアファイルやポストカードなどの限定グッズも販売しているのですが、この売り上げの一部は虎徹くんのごはん代になるのだとか。
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