雪組「るろうに剣心」公演にてひときわ大きな注目を浴びたスターのひとりが、縣千(あがたせん)さんです。
【縣千はどんなスター?】

縣さんは2015年に入団した101期生、成績も4番でその落ち着いたたずまいから大きな役を与えられるのではと当初から予想されてはいましたが、今回の舞台版「るろうに剣心」では月城かなとさん演じる、四乃森蒼紫という重要な役を新人公演において研1つまり最下級生で担うという大きな抜擢をうけて話題になりました。
【ショースターとしても注目】

縣さんは実はこの「るろうに剣心」での抜擢以前にも直前に行われた全国ツアー公演「哀しみのコルドバ」でのショー「La Esmeralda」の、F1のテーマ曲が流れるレーサーの場面で目立つ場面を与えられており、ファンを驚かせていました。
【「るろうに剣心」での活躍】
いよいよお芝居での実力をみるという意味でとても大切な肝心の新人公演での蒼紫の様子はというと、 長いコート、高いヒール、そして両刀での歌唱と立ち回りと課題が多い難しすぎるこの役にも、ひるむことなく立ち向かっていました。歌はまだ成長段階といえますが、役になりきった真剣な表情の時と客席降りの際の笑顔とのギャップに「オーラが違う」「知らなかったのにファンになってしまった」などの声が、多くきかれました。
るろうに剣心2/23 新人公演
— waffle (@waffle_sa) 2016年2月23日
ちさと蒼紫さま
二刀流サイコー 刀抜くのが超絶クール 剣さばきもバッチリ決まってたよ〜 くるくるシュッシュッ#縣千
@Mielemiele4
懸千くんの未知数のポテンシャルを思い知る事になりそう…
— A.kid (@msms_cg_kid) 2016年1月29日
その一方縣さんは本公演では抜刀斎との闘いの際に頬に傷をつけるが、あえなく惨殺されてしまう志士集団の武士清里明良を演じています。
彼の強い思いから剣心の「不殺の誓い」が生まれるなど、宝塚版ではその出番は短い上に敵役の抜刀斎(影の剣心)を演じる永久輝せあさんと同じく舞台を演出上暗くしていますが、表情が客席からはわからないシルエットでの鬼気迫る殺陣が繰り広げられます。
新人公演での最強を目指すためにひたすら戦いを挑む蒼紫とはうってかわった役柄でありながら、観たひとには強烈な印象を残す重要な役といえます。
【るろうに剣心でさらなる飛躍に期待大!】
本役の月城さんからは、台詞を言っていない時、ただ立っているだけの時間にもその感情が動き続けていることを忘れないようにと、アドバイスを受けた縣さん。「るろうに剣心」での試練をステップにさらなる活躍を期待したいスターですね。
著者:Seikacat
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