アニメ劇伴のススメ。買ってよかったサントラ(OST)CDを紹介するよ

お久しぶりです。
最近は”芸術の秋”を身に沁みて感じている毎日を過ごしてます。

具体的に言うと劇場版「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディー~」や劇場版「Fate/stay night[Heaven’s Feel]」を観に行ったり、大好きな「アイドルマスターシンデレラガールズ」や「血界戦線」をはじめとする秋アニメが始まったりなわけで。秋っていいな~~って会社来たくないな~~~って毎日思ってます。

とはいえ、最近はこんな記事を書いていました。
▶▶演技は天才的なのに謎発言や面白行動連発!?声優・種﨑敦美さんの魅力
▶▶声優・安済知佳さんに感じる凄み。『ちかぺ』の芝居心と真心に惹かれて
▶▶初音ミクのライブ・コンサートの裏側!「マジカルミライ」映像技術と仕組み

どうやら他の人の倍くらいの文字数を書いてるようで、最近やっと気が付きました。はは

基本的にはもともと気になってたり、好きだったものをテーマに書いているのですが、調べていくうちに初めて知る情報も多いんです。ま~~知れば知るほどどんどん好きになっちゃうんですよ、そりゃもう書きたいことも増えるよねっていう。

それでね、しばらくブログを書いてなかったから何か書きたいな~と思って。

わたし好きなアニメは『劇伴(劇中伴奏音楽)CD』を必ず買うんですよ。いわゆるサウンドトラックCDです。(唐突)

アニメって絵が綺麗とか作画がすごいとか、コンテの切り方が上手いとか面白いとかそういう視覚的なところがもちろん大きな魅力で、クリエイターの皆さんには本当に感謝しかないと常日頃から思っているのですが、声優さんの演技、そしてそのシーンに相応しい音楽があるからこそアニメの魅力はより大きく引き出されるのかなと思うのです。

音楽だけでその作品の世界にすっと手を引いて連れて行ってくれて、あの子たちが生きているあの世界・・・あのシーンだ・・・ってなる劇中音楽が私は大好きで、聴いているとすごい満たされた気持ちになれるんですよね・・・。

その曲があるからこそ、シーンがより印象に残っていたり、音楽一つ一つも作品のなかのひとつのキャラクターのように感じられるくらい、作品の世界観には欠かせないもので・・・。

いい劇伴が使われているとその作品自体もいい作品だな~と好きになることが個人的には多くて、いいチームで制作されたんだろうなって伝わってくるような気がします。

なので今回はおすすめのアニメ劇伴を紹介したい・・・!というのはもちろんなんですけど、今これを読んでいる人は少なからずアニメが好きな人だと思うんですよ。

どのくらい好きかとかは人によって違うと思いますけど、なにかひとつ【好き】と言えるアニメがある人には、ぜひその作品の劇伴をじっくり聴いてみてほしいと思っていて。そのきっかけになれば嬉しいな・・・とも思ったり。

それではわたしが実際に買って本当に良かった!と思った【おすすめのアニメ作品の劇伴】を4つほど紹介していきたいと思います!

☆TVアニメ「血界戦線」オリジナル・サウンドトラック

血界戦線出典:©2017 内藤泰弘/集英社・血界戦線 & BEYOND製作委員会 TVアニメ『血界戦線 & BEYOND』公式ツイッター(@kekkaisensen)より
まずはTVアニメ『血界戦線』から。2シーズンの「血界戦線 & BEYOND」が現在放送中ですね。

放送当時、OPとEDが大流行していたのですが劇伴がかっこいいと言う声も多く聞かれました。担当された岩崎太整さんはアニメではなくドラマなど実写作品の音楽を主に制作している方で、この作品ではじめてアニメの劇伴に挑戦され、これ以降もアニメ作品を携わっているのは「血界戦線」だけです。

わたしはとにかく旧NYをイメージしたこの作品の舞台「HL」のモヤにかかったようなごちゃごちゃとした空気感がたまらなく好きで・・・それを音楽だけでぶわっと奥行きたっぷりに広げてくれるんです。

また、生音の多いのも特徴のひとつではないで、レコーディングは実際にNYやボストンなどで現場のアーティストの方に演奏してもらいながら行ったのだとか。

たとえばバトルシーンの血が滾るような緊張感と臨場感に溢れた「Call You Later」、

おしゃれな街並みとHLの空気感が伝わってくるホーンセクション主体の「Footloose/Run for Cover/Footloose」、

少しこもったような音のかんじやブツブツと途切れる音が、実際に街のラジオから聞こえてきそうな「Keep On The Sunny Side」など愛すべきあのメンバーが暗躍するHLに自分も生きているような感覚になるんです。

スタイリッシュなアニメ音楽を作る方というと、他にも名前が思いつく方はいるのですが、いい意味でアニメらしくない生々しさを感じる音楽は、この作品との相性もバツグンだったのでは!

2枚入りディスクでDisc1はBGM、Disc2には挿入歌として使用された楽曲が並びます。この挿入歌もどれもいいんですよ・・・個人的にはザップの印象が強い「Catch me if you can」や6話のテーマソングになった「On My Own」がお気に入り。

☆TVアニメ『響け!ユーフォニアム』オリジナルサウンドトラック 「おもいでミュージック」
『響け!ユーフォニアム2』オリジナルサウンドトラック「おんがくエンドレス」

響け!ユーフォニアム出典:©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』公式ツイッター(@anime_eupho)より
続いては、劇場版も好評公開中の『響け!ユーフォニアム』から。

どちらも劇中に演奏された楽曲を含んだ豪華仕様!手掛けられたのは松田彬人さんで、「バカとテストと召喚獣」「中二病でも恋がしたい!」など多くのアニメ/ゲームソングやキャラクターソングを担当し、スフィアさんなど声優アーティストへの楽曲提供もされています。

この2つのCDに共通していえるのは、「ファンのために作られた最強のサウンドトラック集」であること。

どういうことかというとですね、作中では聴けなかった香織先輩のトランペットソロVer.の「三日月の舞」や先生の指導を受けた後の「暴れん坊将軍のテーマ」(入学式のときに校門で披露していた曲)だったり、幼少期の久美子の演奏や中学生の頃の大会の演奏などアニメでは流れることがなかったけれど、一エピソードとして語られた曲を「ファンならこれも聴きたいだろう?」とピンポイントでどーーーんと収録してくれているんです。

最高のファンサービスですよねこれ・・・。

もちろん作中で披露された関西大会、全国大会の演奏曲もそれぞれ収録していて、同じ曲でも「自分たちでも驚くほど上手く演奏できた」という関西大会、「今の全力100%を出し切った」全国大会が音だけで聴いても違いを感じられるようにつくっています。

また、演奏楽曲以外の劇伴曲は演奏パートと差をつける為に管楽器はほぼ使用せず、ピアノやストリングスの旋律が際立つ静かめで音も少なめな曲がほとんどです。シーンごとのキャラクターの感情やその場の空気感に合わせた曲が多く、彼女達の心拍数を感じるようで何度も鳥肌がたちました。

「意識の芽生」や「はじまりの旋律」、「特別とは何なのだろう」が筆者はお気に入りです。
出典:©youtube「Lantis Channel」TVアニメ『響け!ユーフォニアム』オリジナルサウンドトラック「おもいでミュージック」試聴動画より
現在公開中の劇場版「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」では劇伴も新録していますが、久美子シーンではピアノ、あすか先輩シーンではストリングス、二人のシーンではアンサンブルになっていたり、劇場ならではの良い音響だからこそ楽しめる【音楽の楽しみ】があると思うので、これから観に行かれる方は是非注目してみてくださいね♪

音響監督の鶴岡陽太さんが作り出す音の広がりというか空気感もすごく素敵で、指先や唇までこだわった絵はもちろんカット1枚1枚どれも絵になるというか本当にこだわりがすごくて・・・

人に勧めたくなるアニメと出逢うと気持ちが高揚してしまいますね!この辺で終わりましょう!(笑)

次に紹介するのは1月からTVシリーズが放送されていた『リトルウィッチアカデミア』。実はアニメからLWAに入った筆者ですが、見事にこの作品の魅力に落ちてしまいました・・・。

[next_heading title=おすすめその3『リトルウィッチアカデミア』サウンドトラック集]