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組を超えて「トップ娘役候補」といえる理由
雪組、星組と組替えを経てさらに輝きを増す有沙瞳さん。さまざまな角度から、「トップ娘役」たる条件を満たしています。まず、ヒロイン経験の豊富さ。
これまでの活躍で振り返ったとおり、新人公演ヒロイン2回、別箱公演ヒロイン3回という経験は、トップ娘役になるに十分。
特に、最新公演「ドクトル・ジバゴ」では、轟悠さんの相手役を見事に努めています。轟悠さんの相手役を務めた娘役の多くは、将来トップ娘役に就任。蒼乃夕妃さん、舞羽美海さん、妃海風さん、仙名彩世さん。有沙瞳さんも、先輩方に続く可能性は非常に高いのです。
また、宙組の伶美うららさんご卒業にともない、池田泉州銀行のイメージガールに就任。

星組に組替えしてまだ1年と少し。これから星組でトップ娘役に就任する可能性も十分にあると思いますが、月組に移動する可能性も少なくないのではと感じています。
ヒロイン力と娘役力がピカイチ!有沙瞳の魅力

歌やお芝居のレベルが高いのは言うまでもなく、男役と並んだ時の居方が抜群です。
どの男役も、より魅力的に、格好良く魅せることができるのは、宝塚の娘役ならではの”寄り添い力”を身につけているからでしょう。
特に、「ドクトル・ジバゴ」での熱演は、観客の心に大きな印象を残しました。
姿をくらました夫のことを想いながらも、運命的な出会いを果たした男性へ心惹かれていく女性。その心のゆらぎを繊細に演じました。
歌も演技も安定した実力で、轟悠さんと並んでもしっくりくる存在感。学年差をものともしないヒロインとしての佇まいは、娘役力の賜物だと思います。
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"トップ娘役・有沙瞳に期待するもの"
"トップ娘役・有沙瞳に期待するもの"
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