トップ娘役・有沙瞳に期待するもの
有沙瞳さんが月組トップ娘役に就任した場合、珠城りょうさんとは「はじめまして」の状態で組むことになります。
月組は長らく生え抜きのトップスター・トップ娘役の時代が続いていますから、有沙瞳さんの組替えで吹く新しい風の影響は大きいと思います。
有沙瞳さんは、宝塚の娘役らしい娘役さんなので、伝統的なレビュー作品や、ラブロマンスがハマりそう。
出典:©宝塚歌劇団 公式HP 星組公演『ベルリン、わが愛』『Bouquet de TAKARAZUKA』より月組は、愛希れいかさんの活躍のおかげで、挑戦的な演目が続く傾向にありましたから、トップ娘役の代替わりによって原点回帰するかもしれません。
和物の雪組育ちの経験を活かし、「心中・恋の大和路」や「川霧の橋」のような日本物作品も見てみたいですね。
また、珠城りょうさんと有沙瞳さんは、それぞれ「スカーレット・ピンパーネル」で新公主演・ヒロインを務めています。
2人の持ち味にもあった作品だと思うので、今の2人でスカピンを観てみたいというファンもいるかもしれません。
共演経験のない2人がトップコンビを組むことに賛否両論あるかもしれませんが、宝塚の歴史を見ると決して少なくない事例。未知数だからこそ、可能性が無限に広がるトップコンビとなるのではと思います。
果たして月組トップ娘役の行方は?有沙瞳の活躍にも注目
出典:©Umeda Arts Theater Co.,Ltd. 梅田芸術劇場 公式HP 宝塚歌劇団 星組公演『ドクトル・ジバゴ』より勝手にいろいろ妄想してしまいましたが、果たして月組トップ娘役の行方はどうなるのでしょうか。
有沙瞳さんは、月組でなくとも、将来的にトップ娘役に就任する可能性が高いと思います。
月組トップ娘役の人事に注目しながらも、有沙瞳さんの舞台を一層応援したいですね!
著者:海野りんご