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【その3】学校生活や私生活でのあるある
・「運動部や一般生徒から楽だと思われるとイラッとする」文化系部活であり、座っているイメージから楽だと思われることもある吹奏楽部ですが、実はかなり体力が必要です。ブラスバンドの主体となる金管楽器は腹式呼吸が必須のため、筋トレをする学校も少なくありません。演奏だけでなく、重い楽器の運搬などもあるため、体力が必要な部活動です。
全国コンクールなどを目指す熱心な学校の場合は、朝練もあり、夜もかなり遅い時間まで部活を行います。引退時期も遅く、華やかなイメージに比べ、実際はかなりハードな部活動です。
・「男子の肩身の狭さ」
吹奏楽部は女子生徒が圧倒的に多いため、男子の肩身の狭さも大きな特徴です。女子同士の激しい言い争いなどを、男子がドン引きしながら見つめることは、日常茶飯事です。
・「ユーフォニアムの認知度が低い」
「楽器は何を担当しているの?」→「ユーフォだよ」→「UFO?何それ?」定番の流れです。
一般人に最も認知されていないパート、それがユーフォニアムです。金管楽器ですが、トランペットやトロンボーンなどの花形ではなく、ホルンやチューバほどインパクトもありません。音域も柔らかな中低音のため、合奏のときは埋もれることが多い楽器、それがユーフォニアムです。
しかし、ユーフォニアムはメロディーから伴奏、低音のリズムキープまで何でもこなす万能選手です。さらに、ユーフォニアム自体の音色も非常にきれいです。ユーフォニアムをご存じない方は、ぜひ一度『イーナの歌』というユーフォニアムのために作られた有名な曲を聴いてください。

・「間接キスが平気になる」
演奏でマウスピースやリードなどを使うため、異性間でも間接キスに対する耐性がつきます。
おわりに
吹奏楽は、練習も厳しくイメージよりも辛いことの多い部活動かもしれません。楽器が上達しないこともありますし、頑張ってもコンクールで上に進めないこともあります。また、1人ではなく大勢で合奏するため、協調性やコミュニケーション能力も問われます。しかし厳しいことが多い分、ぴったりと演奏が合ったときの喜びはとても大きいです。1番の吹奏楽部あるあるは、「練習はきついけど、やっぱり吹奏楽が好き」ということではないでしょうか。
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