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現在月組の組長として、組を陰から支える立場にある飛鳥裕さん。
愛称は「ナガ」さん。兵庫県西宮市出身、1976年「ベルサイユのばら」にて初舞台を踏みました。
組長として長年宝塚を支えるひとりである、飛鳥裕さんを紹介していきます。
宝塚に62期として入団。雪組から専科、そして現在は月組組長としてのこれまでのあらまし
飛鳥さんは初舞台後は、雪組に配属。同期には元星組トップスター日向薫さん、現在専科男役として活躍している夏美ようさんがいます。下級生時代は、現在でいうタカラジェンヌのアイドルユニットに近いグループ「バンビーズ」に参加、中堅の男役の頃はキレのあるダンサーだったこともあり1989年にはニューヨーク公演に参加するなどその実力で目立つ役を担っていたことがわかります。
雪組組長としての飛鳥裕の底力

雪組での活躍やその人柄から副組長を経たのち1998年から2012年までの14年間組長として、なんと5代ものトップスターを支えていました。
そのため雪組組長といえば飛鳥裕さん!というイメージがファンの間にはできていたほどです。
お芝居よりもショースターとしての才能が開花した飛鳥さんは、上級生となり組長となった今でもショーでの男役黒燕尾ダンスでその高い能力をみることができます。
また組長や専科に所属するジェンヌさんは、強面のイメージだったり大物悪役を演じることが多いですが飛鳥さんは、その中では珍しく温和な人柄の役を演じることが大半で、それがそのまま飛鳥さんの持つ魅力につながっているのです。
月組組長としての活躍

飛鳥裕さんは2012年に雪組から専科に異動したのち当時の月組組長が退団したことを受けて、2013年月組組長に就任しました。
これはそのまま龍真咲さんがトップスターとして活躍した時代に重なっていて、月組の安定した舞台つくりからは雪組時代から引き続き飛鳥さんが、組を支える貴重な人材として月組生からも慕われていることがよくわかります。
これから先も月組、そして宝塚歌劇において目立たずとも不可欠な人材として活躍してくれることを期待したいですね。
著者:Seikacat
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