宝塚歌劇団退団後も女優として活躍しているタカラジェンヌのひとりとして、愛加あゆさんを推したいと思います。
かわいい系の娘役として多くの舞台で活躍した愛加あゆさんは、そのアイドル性を失うことなく退団後も幅広い活躍を見せてくれています。
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■アイドル「赤咲伶奈」改め、愛加あゆさんのプロフィール
幼い頃からバレエを習っていたという愛加あゆさんは少女時代に「赤咲伶奈」という芸名でアイドルとして活躍していた前歴を持つタカラジャンヌで、アイドル時代にはテレビドラマの出演経験もあります。
そんなちょっと珍しい経歴の愛加あゆさんは、お姉さんの影響で宝塚歌劇団のファンになったといいます。
お姉さんに宝塚歌劇団の舞台のビデオを見せられたことから宝塚のファンとなり、アイドルとして活動していながらも宝塚歌劇団へ入団する夢を諦めきれず、宝塚受験支援スタジオでレッスンを積んで、中学卒業後の2003年に宝塚音楽学校を受験。
一発で合格して2年後の2005年に91期生として宝塚歌劇団に入団します。
花組公演「マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー」で初舞台を踏み、その後雪組に配属されます。
2007年には宝塚専門チャンネルで期待の新人が選ばれるナビゲーター、スカイフェアリーズにも選ばれていることから、新人の頃から注目されていたことがわかります。
■史上初!姉妹でトップ娘役に
さすがは元アイドル、透明感のあるかわいい系の愛加あゆさんは2009年の新人公演「ロシアン・ブルー -魔女への鉄槌-/RIO DE BRAVO!!」で初めてヒロインを務め、2012年に雪組トップ娘役に就任します。
2014年に退団するまで宝塚歌劇団の人気の演目である「ベルサイユのばら -フェルゼン編-」でマリー・アントワネット役を務め、月組公演の「TAKARAZUKA 花詩集100!!」に特別出演するなど多くの舞台で活躍しています。
ところで、愛加あゆさんに影響を与えたお姉さんも実はタカラジェンヌです。
愛加あゆさんの2つ年上のお姉さん、夢咲ねねさんは89期生で星組のトップ娘役として活躍。
姉妹でトップ娘役となるというのは非常に珍しいことで、宝塚歌劇団の歴史上初めてのことです。
■元アイドルで元タカラジェンヌ、異色の存在の今後は?
愛加あゆさんは2014年6月「一夢庵風流記 前田慶次/My Dream TAKARAZUKA」の舞台を最後に宝塚歌劇団を退団、その後は舞台で活躍しています。
アイドルからタカラジェンヌとなり、そして女優へ。
これからどんな活躍を見せてくれるのか、要注目です。