幼少期からテレビと深く関わってきた元雪組トップ娘役鮎ゆうきさんの女優人生
幼い頃はNHK「大草原の小さな家」のアリーシャ役で吹き替えを担当し、「みんなのうた」で歌を歌い、現在はNHK大河ドラマ「花の乱」や浅見光彦シリーズといった人気のテレビドラマにも出演。さらにバラエティ番組でも活躍する鮎ゆうきさんを多彩な女優さんとして認識いている人が多いでしょう。
しかし、鮎ゆうきさんは宝塚歌劇団・元雪組トップ娘役として活躍した正統派タカラジェンヌでもあるのです。タカラジェンヌ時代をあまり知らない人も含めて、鮎ゆうきさんの魅力をプロフィールから探ってみましょう。
■タカラジェンヌになる前からテレビとの関わりが深い、鮎ゆうきさんのプロフィール
鮎ゆうきさんは幼少期に劇団こまどりに所属していたこともある、テレビ出演の経験があるタカラジェンヌです。高校卒業後の1983年に宝塚音楽学校に入学、1985年に71期生として宝塚歌劇団に入団します。花組公演「愛あれば命は永遠に<ナポレオンとジョセフィーヌ>」で初舞台を踏み、その後、雪組に配属。実は入団時の成績は36番と下から数えた方が早い状態でしたが、雪組に配属されてから頭角を現しはじめ、新人公演「愛のカレードスコープ」で新進の男役として注目されるようになります。
しかし、1987年のTBSドラマ「あなたもスターになりますか」に出演したことがきっかけで娘役に転向し、1988年の新人公演「風と共に去りぬ」ではスカーレットを射止めます。また同年の「おもかげ草紙」では杜けあきさんの相手役に抜擢され、それからは娘役としてますます注目されるようになり、トップ娘役に就任します。
男役から娘役に転向してトップ娘役となったのは、1982年の星組トップ娘役であった姿晴香さん以来の7年ぶりのことで、1989年には披露公演「ムッシュ・ド・巴里/ラ・パッション」を行いました。
1991年「華麗なるギャツビー/ラバーズ・コンチェルト」を最後に宝塚歌劇団を退団。テレビドラマやバラエティ番組などで幅広い活躍をしている中、2001年に俳優の神保悟志さんと結婚しています。
鮎ゆうきさんの芸能人生には常にテレビが深く関わっていることが、このプロフィールからも分かりますよね。
■生涯の伴侶も、やはりテレビの世界で見つけた鮎ゆうきさん
鮎ゆうきさんは、テレビドラマ「相棒」シリーズの大河内監察官役などで知られている神保悟志さんと2001年に結婚。娘さんの出産、育児のために一時活動を休止していました。
しかし、2人の娘さんを設けた後は、芸能活動を再開しており、主婦業をこなしつつ、芸能活動を行っており、新たな人生のステージへと進んでいます。
幼少期のテレビ出演から始まって、生涯の伴侶もテレビの世界で見つけた鮎ゆうきさん。これからもテレビとの深い関わりの中で女優人生をまい進してくれることでしょう。