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■방탄소년단 (BTS) WINGS Short Film #6 MAMA



出典:youtube©2017 Big Hit Entertainment
BTS (방탄소년단) WINGS Short Film #6 MAMAより


第六のティーザー「MAMA(母)」の主人公はJ-HOPEことホソク。ここで言うMAMAとはデミアンの母であるエヴァ夫人のことです。
ベッドに横になっているホソク。病名は「ミュンヒハウゼン症候群」。ミュンヒハウゼン症候群とは、精神病の一種で、周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり、自らの体を傷付けたりする虚偽性障害です。


薬を飲んでいることから、周囲の関心を引こうとわざと自分自身を傷つけていることがわかります。誰もいない部屋にポツリ。誰とも出会っていない孤独なシンクレール、幼少期の寂しい記憶を彷彿とさせるシーンです。

ホソクの目には、神であるアプラクサスが映っています。

これはティーザー3の冒頭でシャッターを削っていた?テヒョンの姿。シャッターには大きなアプラクサスが描かれており、テヒョンはアプラクサスを呼び起こそうとしていたのではないかと考えられます。

そして次に、ホソクの影には一瞬鳥の翼のようなものが映ります。ティーザー1でジョングクにも生えていた翼です。

彼の周囲には目まぐるしく鮮やかな絵が描かれ、それは彼の心を表しているようにも・・・例えば、目や火花のようなもの。これは不安定な精神状況が具現化したものなのではないでしょうか。
「人というものは自分自身が一つにまとまっていない時に限って不安がある」というデミアンの言葉にもあるように、ホソクは精神的に壊れる寸前、不安感の中にいるのです。

シンクレールの幼少期も、また重なる部分がありました。
ひょんなことから、不良少年フランツ・クローマーに脅される日々が始まったシンクレールは、精神的に病んでいきます。


そんな時、母親がチョコレート(慰め、労うための食べ物)をくれ、なんとなく救われた思いがします、シンクレールにとって母親は救済の存在だったのです。
結局シンクレールは運命のために母親に救いを乞うことは出来なかったのですが、ここでいうティーザーのホソクは、母のような存在である唯一人に気づいてほしいが、孤独や周囲の人の目を恐れており、上手く表現できない苦しみの縁にいるような気がします。

ホソクもまた、母のような存在に愛情を求めていたのではないか、と。

ただし、クローマーにいじめられていたという件がバレることは避けたいとと考えていたシンクレールは、母親への罪悪感(自分の息子がいじめられている、そしてそれを素直に告げることが出来ない)と強い愛情により精神的により追い詰められていったのです。

そして朝が来ます。

シンクレールがエヴァ夫人と対面する運命の日もまた朝でした。

光のある方へ外を覗くと、ティーザー2でも出てきていた霧の掛かった山々。これはシンクレールが懐かしむ故郷を暗示しているようにも捉えられます。

ホソクは外へ出て、絵と対面します。本当は素直に真実を話し、抱きしめてほしかった…外の世界にいる母親を思っているのでしょうか。

「空が青いから。日差しが輝くから(I NEED Uより)」

そしてポケットからチョコレートを出して食べ始めます。チョコレートが意味するのは、母親が辛い時に「くれた」ものであるということ。

それを自らの手で食べるということは、母親への感情を全て手放し、彼女の助けを乞うことはもはや必要がない状態になったからではないかとされています。

なぜ虚偽性障害を起こす状態の彼が、助けを必要としなくなったのか。
それは、エヴァ夫人と出会ったからです。小さい頃はひたすらに母親の愛情と許しを求めていたかもしれませんが、運命を知っている今はエヴァ夫人と出会うことで変わる自分を暗示していたために、少しづつ「日差しが輝いて」いったのです。


アプラクサスの力を理解し、エヴァ夫人の存在を知ったシンクレールは、もう一切父母のいた故郷に懐かしさや羨ましさは感じないと記し、ティーザーのホソクの優しい微笑みも、その時の開放された心情を表しています。

それを表すように、絵からは懐かしい森が消え、エヴァ夫人だけに。

幼少期と現在で相反していたものがついに「共同体」になったことを表すように、最後のマークでもSTIGMA(テヒョンが母を守るために父親を殺した幼少期を表している)とエヴァのマークが重なります。


続いてはいよいよ最終章。
花様年華は終わらない!?BTS(防弾少年団)「WINGS」考察と深まる謎③へ続きます。

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