聴かないと損!星野源の原点、インストゥルメンタルバンドSAKEROCKの魅力。
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星野源が高校の仲間を集ってSAKEROCK結成!
今やソロ活動がメインとなっている星野源ですが、もともとは自身で高校時代の仲間に声をかけてSAKEROCKを結成しました。バンド名はマーティン・デニーの曲名から名づけられています。
ギター、マリンバは星野源、トロンボーンは浜野謙太、ドラムは伊藤大地が担当。結成当初のメンバーであるキーボードの野村卓史、ベースの田中馨は後に脱退したものの、野村卓史はその後もサポートメンバーとして活動に参加しており、田中馨とともにラストアルバムのSAYONARAに参加しています。
個性派ぞろいのユニークな面々。
リーダーの星野源は音楽活動だけでなく、俳優、文筆業もこなし、幅広く活躍しています。
浜野謙太も自身がリーダーを務めるバンド、在日ファンクでボーカルを担当しており、その独特なダンスパフォーマンスで和製ジェームス・ブラウンと称されることも。俳優業でも活躍しています。
伊藤大地は、細野晴臣など有名ミュージシャンのバンドにも参加する実力派ドラマーです。
結成当初、浜野謙太は星野源からのバンド参加の誘いを断ったというエピソードも。その浜野謙太がメンバーに加わると、音楽以外の部分で面白いことをやるよう星野源から指示されたというところから、どこかコミカルな雰囲気をかもし出すハマケンが誕生したのかもしれません。
面白いことをしてくれそう!なSAKEROCK。
ジャズの雰囲気もありつつ、どこか懐かしく郷愁を感じさせるようなメロディー。かと思えば、たたみかけるようなドラムとマリンバの応酬。時に変則的なリズムが耳に心地よく、確かに他にはないSAKEROCKだけの音楽がそこにはあります。
インストゥルメンタルなのにコーラスやスキャットが入ったりと、常に面白いことを追い求めるSAKEROCK。その音色は様々な表情を見せるため聴く者をあきさせません。
星野源のソロアルバムに収録されている老夫婦、穴を掘る、といった曲は、もともとSAKEROCKで演奏していたものに歌詞をのせたナンバーです。シンガーとしての星野源ファンにとっては、また違った楽しみ方もできるでしょう。
これほどのバンド、SAKEROCKの解散はとても残念なことですが、最後だからこそ脱退した二人を呼び寄せて、最高に楽しいラストアルバムを作成してしまうあたりが、面白いことを追求するバンド、SAKEROCKの魅力なのでしょう。
既存のアルバムはもちろんですが、ラストアルバムのSAYONARAは必聴です。
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