博多座で2016年5月5日(木)~5月28日(土)の日程で上演されるグランド・ロマンス『王家に捧ぐ歌』。オペラ『アイーダ』を宝塚歌劇に合わせてアレンジした作品です。宙組ではすでに昨年上演されていますが、このたび上演される博多座バージョンの配役を改めてチェックしてみましょう!
・星組版と宙組版の配役
『王家に捧ぐ歌』の2003年に星組で初演されました。ラダメスが湖月わたるさん、アムネリスが檀れいさん、アイーダが安蘭けいさんという配役でした。
2015年には朝夏まなとさんと実咲凜音さんコンビの大劇場お披露目公演として再演されました。初演では男役2番手が演じたアイーダですが、再演ではトップ娘役の実咲さんが演じました。また、初演ではトップ娘役が演じたアムネリスは伶美うららさんが演じました。
今回の博多座『王家に捧ぐ歌』は宙組としては2回目となります。大劇場よりも人数は少なくなりますが、一人一人の魅力を確認できるよいチャンスでしょう。
・ウバルトとアムネリス
大劇場では2番手の真風涼帆さんが演じたウバルト役が、博多座では桜木みなとさんです。また、伶美うららさんが演じたアムネリスには彩花まりさんが抜擢されました。
この2役は重要な役割を果たすわけですが、二人とも95期ですね。
アイーダの実咲さんも95期ですから、同期ならではの息の合った演技が見られるのではないでしょうか。
・その他の配役
いくつか配役を比較してみましょう。左が大劇場版、右が博多座版です。
ケペル(ラダメスの戦友)愛月ひかる→澄輝さやと
カマンテ(エチオピア王家の元家臣)澄輝さやと→蒼羽りく
サウフェ(エチオピア王家の元家臣)蒼羽りく→星吹彩翔
メレルカ(ラダメスの戦友)桜木みなと→瑠風輝
ファトマ(アイーダの侍女)美風舞良→純矢ちとせ
ワーヘド(女官)純矢ちとせ→綾瀬あきな
タラータ(女官)綾瀬あきな→涼華まや
大劇場と博多座が同じキャストなのはアモナスロ、ファラオ、ネセルのベテラン3人や、アウウィル&ターニの「スゴツヨコンビ」などです。
【参考】
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2016/aida/cast.html
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2015/aida/cast.html
大劇場バージョンとは異なるキャストで上演される博多座『王家に捧ぐ歌』。これまでの『王家に捧ぐ歌』とはまた違った雰囲気となることでしょう。新たな『王家に捧ぐ歌』に期待です!
著者:宮島ムー(ヅカメモ管理人)