全てのタカラジェンヌは5つあるどこかの組、または専科に所属しています。そしてそれぞれの組には、組をまとめ上げていく組長と副組長がいます。
組長がリーダーなら、副組長はリーダーの女房役といったところでしょうか。
男役でありながら、女房役の副組長として星組をまとめ上げている美稀千種さん。
副組長として、男役として活躍する美稀千種さんのプロフィールをご紹介しましょう。
[adsense]
数えきれないほどの舞台と第1期スカイレポーターズを経験
美稀千種さんは1991年に宝塚音楽学校に入学、1993年に入団した79期生です。
初舞台は月組公演『グランドホテル/BROADWAY BOYS』でした。
その後星組に配属され、ほかの組に異動することなく星組で活躍を続けています。
美稀千種さんは『ベルサイユのばら2001 -オスカルとアンドレ編-』や『太王四神記 ver.Ⅱ-新たなる王の旅立ち-』『ハプスブルクの宝剣』といった人気の舞台はもちろんのこと、数多くの舞台で数え切れないほどの役を演じてきていて、星組の舞台を支える重要人物となっています。
宝塚専門チャンネルでは、第1期スカイレポーターズを百花沙里さんと務めたこともありました。
テレビで舞台と異なる素顔を見せる一方で、2010年の『第15回・イゾラベッラサロンコンサート』では持ち前の歌唱力で多くのファンを魅了しました。
そして2012年、万里柚美さんの組長昇格に伴って星組の副組長に就任しました。
持ち前の明るさで困難を克服してきた頑張り屋さん
学生の頃は演劇クラブに所属していたという美稀千種さん。
高校卒業後に宝塚歌劇団を目指しますが、今までバレエや声楽をやってこなかったために、宝塚音楽学校に入学するための訓練は辛くて涙することもあったそうです。
しかしそんな困難も、持ち前の明るさで見事克服。宝塚音楽学校卒業時の成績は22番だったといいますから、いかに苦しいレッスンをこなして実力をつけてきたかが分かります。
そんなところにも、根っからの頑張り屋さんである美稀千種さんの性格が窺えますね。
また、個性はもちろんのことチームワークを尊ぶ美稀千種さんは、女房役である副組長が適任といっても良さそうです。
本業の男役では身長が165cmと小柄な方ですが、逆に小柄なことを逆手にとってさまざまな役を演じてきています。
舞台の上では小柄であることを感じられないほどパワフルなダンスが魅力の美稀千種さん。
これからも星組を背負って立つ重要な立場を明るくこなしてくれることでしょう♪