真風涼帆さん主演宙組公演「ヴァンパイア・サクセション」
彼女にとっては初となるバウホール公演より上のランクの別箱公演。
この舞台を観たファンの感想をまとめてお届けします。
【ギャップ萌えを成功させた作品】
宝塚歌劇の中でも何度も題材として取り上げられてきた「吸血鬼伝説」。
どう料理するのかと興味深々でしたが、草食系ヴァンパイアという新しい主人公と演出家石田先生らしい現代の風刺やネタを盛り込んだコメディ仕立ての肩のこらない娯楽作品として仕上がっていました。
【ヴァンパイアという古くて新しいキャラに挑戦した真風涼帆さん】
単なる飄々としたキャラじゃなく、人間がうらやましいとヴァンパイアとしての悩みを抱えつつも飄々としていてファンの愛情を独占するキャラが出来上がっていました。
現代のNYで生きるちょっとダサい消防士ルックからマントを翻らせる中世ヨーロッパ風のヴァンパイアへと変身するギャップもいわばヒーロー物にも通じる爽快さも、「台詞が説教っぽいけど、カッコイイから許す!」という声からもわかるように、全体的に真風さんの代表作と役のひとつとなったといってもよいのではないでしょうか。