真風涼帆×宙組93期男役から考える、新生宙組の魅力とは

真風涼帆さん率いる新生宙組が、大劇場でも華々しくお披露目公演を迎えました。

92期の新トップスターを支えるのが、93期の男役たち。

新生宙組は、他の組と比べても、トップスターと2番手、3番手のスターたちとの学年差が近いのが特徴の1つです。

音楽学校で本科生・予科生としてともに学校生活を送った関係性だからこそ、素の本人たちの絆も深いのかもしれません。

その関係性が舞台上でも発揮され、宙組の作品はより深みを増すはず。

ということで、今回は真風涼帆さんと93期のスター芹香斗亜さん、愛月ひかるさん、蒼羽りくさん3人の関係性から、宙組の魅力について考えていきたいと思います。

アイキャッチ画像出典:©宝塚歌劇団 公式HP 宙組プロフィールより

真風涼帆×芹香斗亜 最強の2番手は星組生まれの”幼なじみ”

芹香斗亜 真風涼帆出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ タカラヅカ・スカイ・ステージ『NOW ON STAGE#532 宙組宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演『天は赤い河のほとり』『シトラスの風-Sunrise-』』より花組から宙組にやってきた芹香斗亜さんは、新生宙組の2番手として舞台を率いてくれています。

花組トップスター・明日海りおさんのもとで、2番手としてメキメキ男役度を増してきた中での組替えで、2番手としては現5組の中で一番キャリアが豊富。

「昔から宙組生でしたよね?」というくらいあっという間に馴染み、トップコンビと互角に渡り合って大きな存在感を示しています。

そもそも、この2人はともに星組育ち。
同じ新人公演時代を共有しているということもあり、演技の根底に信頼感が伺えます。

芹香斗亜 真風涼帆出典:©宝塚歌劇団 宙組公演『WEST SIDE STORY』よりプレお披露目公演「WEST SIDE STORY」でも、お披露目公演「天は赤い河のほとり」でも、「シトラスの風」のひと場面でも、真風涼帆さんの好敵手として舞台上に立つ芹香斗亜さん。

トップスターと同等の華があるからこそ、ライバル関係が真実味を帯びるのです。

また、オフでの2人は自然体で仲の良いコンビ。

”まかキキ”とも呼ばれ、組が違う間も何かと仲の良いエピソードが目撃されている2人です。

[next_heading title=『真風涼帆×愛月ひかる』男役を極める2人の化学反応]