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名バイプレーヤー、凛城きらの魅力

凛城きら出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ タカラヅカ・スカイ・ステージ 音楽の宝箱-宝塚の名曲を歌う-#8「凛城きら・松風輝」より
凛城きらさんの魅力は、なんといってもその「演技力」。

芝居心があるからか、難しい役柄を担当することが多いように思うのですが、そのどれもが「りんきらにしか演じられない」ものばかり。演出家の先生が、凛城きらさんに強い信頼を寄せているのがわかります。

父親役やおじさん役も見事にハマり、宙組において専科のような活躍を見せているのです。宝塚でも、それ以外の舞台でも役者として長く活躍を見ていたい…と思わされる存在です。

観るものの心を動かすお芝居の一方、ダンスがちょっと苦手というギャップもいいですよね。でも、流石男役10年。ショーでの”魅せ方”も妖艶です。

「神々の土地」で魅せる、凛城きらの新境地

凛城きら出典:©宝塚歌劇団official youtube channelより
宝塚の誇る役者・凛城きらさんが、宙組公演「神々の土地」で挑んでいるのが、皇后アレクサンドラ役。長いキャリアの中で、始めて女性の役に挑戦しています。そして、高い期待を裏切らない熱演が観客の心を動かしています。

男役が女役を演じる時は、所作も発生も異なるので非常に大変なのだそうです。しかし、りんきらは初めての女役にも関わらず自然に大人の女性を演じています。

ドイツからロシアに嫁ぎ、皇帝に愛されているのに宮廷では孤独な女性。その不安とかたくなな心が物言わずとも伝わる絶妙な演技。

怪僧ラスプーチンに肩入れしていく不安定さ。娘オリガに心情を吐露する場面の一人の女性としての生々しさ。

歴史の中では、帝国崩壊の原因となった”悪者”のような印象のある役ですが、役者・凛城きらの熱演によって、感情移入してしまうキャラクターになりました。気持ちがわかるからこそ、結末を思うと涙が流れます。

この役でさらに一回り大きな役者になった凛城きらさん。今後のお芝居も楽しみでなりません。


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