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役者・凛城きらを感じるオススメ作品

「神々の土地」で演じたアレクサンドラ皇后以外にも、凛城きらさんは数々の名演技を残しています。私が「この演技、スゴい…!」と鳥肌の経った熱演をご紹介します。

■「翼ある人びと」 ベートーヴェン?役

翼ある人びと出典:©宝塚歌劇団 宙組公演『翼ある人びと』より
「神々の土地」と同じく、上田久美子先生の作品で凛城きらさんが演じたのは、朝夏まなとさん演じるブラームスの脳内によぎるベートーヴェン?のようなもの。

実在の人物でも、亡霊でもなく、概念のような存在。とらえどころのない存在でありながら、”才能”や”乗り越えるべき壁”のメタファーとして効果的に舞台を締めていました。

「神々の土地」「翼ある人びと」と見ると、名演出家・上田久美子先生がりんきらに高い期待を寄せている(それを確実に超えてくれると知っている)のを感じます。

ラストシーン、前に向いて歩いて行くブラームスを客席で見送る、あたたかく包み込むような、解き放たれたような表情の秀逸さが忘れられません。

■「SANCTUARY」 ギーズ公役

サンクチュアリ 宝塚出典:©宝塚歌劇団 宙組公演『SANCTUARY』より
2番手・敵役として重く色濃い悪役を熱演。とにかく、悪役の演技&色気の演技がスゴい!恋心ゆえに狂気が満ちていく姿に背筋がゾッとしました。

単なる2番手、単なる敵役という以上にクセの強い重い役柄だったので、専科の方がやってもおかしくないほどだったと思います。

それを見事な存在感で演じきる姿は、まさに専科のような大熱演!深く暗い感情を語る”目”の演技も素晴らしかったです。

ともすればすみれコード的にギリギリの”イッちゃってる”キャラクターでしたが、その危うさも表現しながら絶妙なバランス感覚で成り立たせている点に凄みを感じました。

凛城きらのような名役者がいるから、宝塚は面白い

宝塚の舞台に奥行きをもたせ、「芝居」としてのエンタメの完成度を高めてくれるのは、りんきらのような役者の存在です。

どんな役でも血が通った存在に描き出す役者だから、彼女の舞台姿からは目が離せないんですよね。

みなさんも、宙組の舞台を見る際には凛城きらさんの熱演に注目してください!一層舞台が面白くなること間違いありません。

著者:海野りんご



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