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宝塚歌劇はファンになって知れば知るほど実はそこに独特の言葉文化があることがわかってきます。
ディープなファンになってしまうとつい気づかないまま、自然と使ってしまっているその言葉たち。その一部を紹介してみましょう!
【ご贔屓】

この言葉は違和感をどうしても覚えるというひとも多いようです。
自分の特に推したい生徒のことを自分の贔屓であるのに丁寧語の「ご」をつけるのは、やはりファンではないひとにきかれた時に間違った使い方、と思われる可能性が高いためあまり外では使わない方がよいかもしれません。
【ムラ】

宝塚大劇場とその周辺を指す言葉。
元々は「宝塚に行く」という言葉から、その土地を指すだけなのか大劇場に観劇に行くことを指すのかを区別するために隠語として生まれた名称です。
現在では宝塚ファンには東京宝塚劇場との混同を避ける目的で使われることが多いようです。
【トップさん、二番手さん】

トップスターの呼び名の後ろに「さん」をつけて呼ぶのも宝塚独特の慣習です。
これは通常立ち位置が上のひと、上級生を指すことが多いため敬称がつけられるようになったのだとか。
新人公演や代役が出た時に呼ばれる「本役さん」、また「専科さん」「組長さん」というのも、同じ系統でしょう。
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"貴女はいくつ使ってる?かまととの由来は?"
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