宝塚歌劇団「ヅカ用語」どんなものがあるか知っていますか?一部を紹介!
宝塚歌劇はファンになって知れば知るほど実はそこに独特の言葉文化があることがわかってきます。ディープなファンになってしまうとつい気づかないまま、自然と使ってしまっているその言葉たち。その一部を紹介してみましょう!
タカラジェンヌ、生徒
宝塚歌劇団に所属する俳優さんたちを表す言葉で代表的なのが「タカラジェンヌ」と「生徒さん」という言葉。
「タカラジェンヌ」は、「宝塚」と「パリジェンヌ」を合成した造語で、オシャレな団員をパリジェンヌに連想したことで生まれた言葉です。「ジェンヌ」と略して使うことも多いです。
「生徒」は、創設者の小林一三先生が「宝塚歌劇は高等な音楽教育を施した生徒によってなされるものである」と発したことが由来とされています。宝塚音楽学校の1年生は「予科生」、2年生は「本科生」、そして宝塚歌劇団に入団すると「研究科1年」となり退団するまで数字が増えていきます。
「芸の道には終わりが無い」と言われる世界ですから、いつまでたっても謙虚に学ぶ姿勢を忘れないという宝塚歌劇団の高貴な精神が表れているようですね。
贔屓
「贔屓(ひいき)」はファンが一番推している生徒さんのことを指す言葉です。「私の贔屓は〇〇さんです」「あなたのご贔屓は誰?」のように使います。
他界隈での「推し」「担当」「ペン」と同じ意味ですね。
自分の推し生徒さんを「私のご贔屓さんの〇〇さんは~」のように言うこともあるのですが、丁寧語の「ご」をこのように使うのは通常の用法から見ると正しくないので、界隈の外で使うときには注意しましょう!
贔屓
「贔屓(ひいき)」はファンが一番推している生徒さんのことを指す言葉です。「私の贔屓は〇〇さんです」「あなたのご贔屓は誰?」のように使います。
他界隈での「推し」「担当」「ペン」と同じ意味ですね。
自分の推し生徒さんを「私のご贔屓さんの〇〇さんは~」のように言うこともあるのですが、丁寧語の「ご」をこのように使うのは通常の用法から見ると正しくないので、界隈の外で使うときには注意しましょう!
ムラ
「ムラ」は兵庫県宝塚市栄町にある宝塚大劇場とその周辺を指す言葉です。元々は「宝塚に行く」という言葉が、「土地」なのか「大劇場」なのかを区別するための言葉として生まれました。
現在では「東京宝塚劇場」と「宝塚大劇場」の混同を避ける目的で使われることが多いようです。
トップスター、トップさん
各組の主演を務めるメインの男役のことをトップスターと言います。組ごとに1人ずつ選ばれ、その組の顔として立つ非常に名誉ある立場です。「トップさん」と呼ばれることもあります。
本公演
宝塚大劇場、東京宝塚劇場でおこなれる通常公演のことを「本公演」と言います。その他の劇場での公演・全国ツアーとは別格の、最も規模の大きな重要な公演として扱われます。
別箱公演
本公演に対して「別箱公演」と呼ばれる公演があります。宝塚大劇場・東京宝塚劇場以外の会場で行われる公演の事を指しています。
会場の規模に合わせ出演キャストが少なくなったり、トップスターが出演しない場合があったりと本公演との雰囲気はかなり違ってきます。
しかし、いつもと違った組み合わせのチームを見れたり、次期スター候補生の主演を見ることができたりと別箱公演ならではの楽しみもあります。