ライトノベルと侮ることなかれ!迷言?名言?デュラララ!!名台詞
デュラララ!!は成田良悟による、東京都内を主な舞台としたライトノベルです。
個性豊かなキャラクターが登場し、葛藤を繰り返しながら物語を展開していく中には、ライトノベル特有のキャラクターの濃さやスピード感がありながらも、思わず名言だといえるような言葉が登場します。
今回は、そんなデュラララ!!から名台詞をご紹介します。
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10代の頃一度は思ったはず!センチメンタルな言葉たち
デュラララ!!には様々な職業や年齢のキャラクターが登場します。まずは、学生キャラクターの台詞から、大人には懐かしく同じ年頃には共感を呼ぶ台詞に迫ります。
「普通のことが嫌いだった。人とは違う生き方がしてみたかった」
「自分で欠点ってわかってるなら直せよ俺も手伝うからさ」
これは非日常に憧れ刺激を求める大人しい少年・竜ヶ峰帝人の台詞と、その親友の軟派で飄々としたキャラクターを演じる紀田正臣の台詞です。
それぞれ違うシーンで登場する台詞ですが、大人しい彼が内に秘めた渇望を同じ年頃に思っていた人も多いのではないでしょうか。
また、許し認めてくれる存在がいればと、このような親友を理想に思い描いていた人もいるのではないでしょうか。
他にも作中では思春期ならではの葛藤が描かれているため、読者が初心に帰るきっかけの一つになりそうですね。
モブ?いえいえ、重要人物のエールです。
続いて、本編ではあまり目立たない強面なのに平和主義者の板前の台詞をご紹介します。
「君らは十分幸せだから、人の幸せ取っちゃだめ。分けてあげるといいよ」
実は、祖国では武器商社に所属していたという彼ですが、気のいい陽気なキャラクターです。
過去の経験があるからこそ、平和を愛する心を持ったこの台詞は、満たされているはずなのに欲張ってしまう人の業を宥めるようで、つい魔がさしてしまいそうな時に思い出して、深呼吸をひとつ落ち着きを取り戻したいですね。
花形キャラクターは名言もイケメン!?
最後に、犬猿の仲ともいえる平和島静雄と折原臨也の台詞に注目します。
登場キャラクターの中でも特に人気で個性的なこの二人も、こんな言葉を残しています。
「自分の人生について考えるのは自由だし否定はしねえ。だけどよ、その答えを他人に求めてどうするってんだよ」
短気な性格で強大な力を制御できず自己嫌悪を感じていたキャラクターの静雄の名言と、歪な愛情と哲学を持つアクの強いキャラクター臨也の迷言のような言葉です。
静雄の方には大人でも共感してしまいますよね。
対して日常会話では聞くことはないものの、キャッチーな臨也の台詞はデュラララ!!の広告やイメージのひとつになっています。