禁断のエログロナンセンス!丸尾末広の少女椿が実写映画化!
昭和レトロな画風に奇怪な世界観…伊藤潤二の「富江」や古屋兎丸の「ライチ☆光クラブ」など、日本の有名なホラー・エログロ漫画たちの中で、丸尾末広の代表的なカルト漫画が「少女椿」。
なんとも奇妙なその世界観がなんと実写映画化!今回はそんな映画「少女椿」の魅力に迫ります。
放送コードギリギリアウトのオンパレード!「少女椿」
本人も役者として活動し、舞台芸術や漫画作品など多方面で美しいエログロナンセンスの世界観を具現化してきた丸尾末広。そんな彼の漫画家としての代表作とも言えるのが「少女椿」です。
現在世に出回っている原作「少女椿」はほとんどが改訂版。改訂前の内容は改定後よりさらに残酷な描写が多く、現在では古本屋などでしか手に入らないようです。
過去には1992年にアニメ化、2011年には舞台化もされた少女椿。原作には、そのエログロナンセンスな世界観故に、改訂後も現在の放送倫理ではアウトな表現や描写が数多く登場しますが、これらをどう乗り越えて「少女椿」の世界観を表現することができたのか?
R15指定を受けても放送できるギリギリを攻める今回の「少女椿」実写映画化には早くから注目が集まっています。
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読むとトラウマになる?やみつきになる?少女椿の気になるあらすじ
病気の母親を助けるために、花売りをして生活を送っていたみどりちゃんは、ある日山高帽をかぶった親切なおじさんと出会い、こう言い残される。「困ったときは、いつでも私を訪ねておいで…。」その後家に帰ったみどりちゃんが目にしたのは、奇妙な死に方で息絶えていた母親の姿だった。
孤児になったみどりちゃんは、山高帽のおじさんの言葉だけを頼りに彼の元へ。しかし、彼女が訪れたのは異形の人々が働く怪しい「赤猫サーカス団」であり、山高帽のおじさんはそこのサーカス団の親方だった。
赤猫サーカス団の下働きとなったみどりちゃんは奇々怪々な団員たちから残酷ないじめを受け続けていたが、ある日そんな彼女を助ける救世主が現れた。小人症を患う謎の手品師、その名もワンダー正光。
ワンダー正光はことあるごとにみどりちゃんを助け、みどりちゃんも彼に対して好意を抱くようになる。徐々にサーカス団の中での地位を確かなものにしていくワンダー正光に比例するように、サーカス団の中でのみどりちゃんの立場も向上していき、やっと辛い現状から開放されたかと思えたある日、彼らにある出来事が訪れて…
みどりちゃんを次々と襲う怪奇に満ちたハプニングや、異形の赤猫サーカス団の団員たちはなんとも言いがたい気味の悪さ。賛否両論分かれる衝撃のストーリー展開に、もしかしたらあなたも引き込まれてしまうかもしれません。
[next_heading title=美しくも可怪しい!再現度高めのキャスト陣]