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宝塚の舞台にはさまざまな魅力がありますが、中でも「歌」の持つパワーは大きいもの。今回は、歴代トップスターの中でも、特に歌唱力が印象的な5名についてご紹介したいと思います。

男役という存在は、宝塚の中にしかいない唯一無二のもの。女声でも男声でもない独特な歌声は、スターの個性も相まって、私たちを夢の世界へといざなってくれます。

どのトップスターの歌声も魅力的なので、あくまでも主観で5名を選ばせていただきました。みなさまの一押しトップスターについても、コメント欄で教えていただけると嬉しいです。

豊かな声量で抱擁力ある歌声・姿月あさと

まずご紹介したいのは、宙組の初代トップスター・姿月あさとさん。

姿月あさと出典:©2010 Club-Z「姿月あさと オフィシャルWEBサイト『Photo Gallery』」より
早くから歌声の素晴らしさで注目を集め、新しい組の創設メンバーという大役を見事に果たしたトップスターです。

姿月あさとさんの歌唱力の特徴は、「豊かな声量」と「抱擁力」だと思います。

どこまでも響く歌声は、劇場全体を包み込むようでした。

中でも、宙組誕生のショー「シトラスの風」の名場面「明日へのエナジー」は、ダンスの迫力も去ることながら、姿月あさとさんを中心とした宙組の圧倒的なコーラスで感動を呼びました。


また、ファンの間でも評価が高いのが「エリザベート」のトート閣下。

姿月あさと出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ
タカラヅカ・スカイ・ステージ「エリザベート-愛と死の輪舞-(’98年宙組・宝塚)」より

難曲揃いの作品ですが、見事に歌いこなし、黄泉の帝王としての圧倒的な歌唱力を見せつけてくれました。

「1998年の宙組エリザベートが、歌唱力の点で最高」と思われているファンも多いはずです。

歌についての思い入れも強く、退団に際しては、「歌唱力を発揮するチャンスが限られている若手に、勇気と自信を与える場を作って欲しい」と劇団に申し入れたそうです。

この要望は、「エンカレッジコンサート」として実現。若手の成長・挑戦の場となりました。

「コーラスの宙組」と呼ばれるのも、初代トップスター・姿月あさとさんが築いた地盤が大きいのではないかと思います。

妖艶でセクシーな歌声が魅力の春野寿美礼

男役としての妖艶さ・セクシーさという点で紹介したいのが、元花組トップスターの春野寿美礼さん。

柔らかく、甘く、どこまでも伸びゆく歌声は、多くのファンを魅了しました。特に、低音の響きの豊かさは、今映像を見ても驚くほど。男役の低音ボイスは、なんとも言えない色気に満ち溢れています。

春野寿美礼出典:©SumireNotes「春野寿美礼(はるのすみれ)オフィシャルサイト」より
お披露目公演が「エリザベート」であったことからも、劇団から歌唱力で太鼓判を押されていたことがわかりますよね。

また、宝塚という枠を超えて歌唱力が認められていたのも、春野寿美礼さんの特徴。

2004年の大劇場公演「TAKARAZUKA舞夢!」の中では、X JAPANのYOSHIKIさんがオリジナル楽曲「世界の終りの夜に」を提供。

外部ミュージシャンの楽曲提供というのが非常に珍しく、しかも超大物!ということで話題を集めました。楽曲のスケール感に負けない春野寿美礼さんの歌唱力は、日本のポップス界にも響いたことでしょう。


また、2007年の世界陸上競技選手権開会式では、日本国民を代表して「君が代」を披露されています。

現役時代から、宝塚内外で注目されていたという点で、春野寿美礼さんの歌唱力は特出していたといえるのではないでしょうか。

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