長い間メインギターとして君臨した「Iguana」
ESP 助六シリーズの4号機。個性的な色が印象的なギターは横山健さんが色を見て「Iguana」と名付けたそうですが、命名した後に実物のイグアナの色とは違うと気が付いたそうです。
持ち始めたころは結構笑われたりもしたそうですが、今では「助六といえばこの色」と思われるほど浸透しています。

出典:© Electric Sound Products, Artist Series KEN YOKOYAMA より
3号機「Cherry」と基本スペックは同じです。
しかし助六シリーズの中で「Iguana」が一番スピード感を出せるため、「Cherry」を差し置いて長年メインギターとして君臨したギターです。
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気になるエフェクターとアンプは……
横山健さんのサウンドを真似するために、彼と同じエフェクターが欲しいと考えた人も少なくないでしょう。
しかし、パンクギタリストである横山健さんはエフェクターを使用していません。直接アンプにつなぐ「直アン」スタイルです。
つまり、彼の攻撃的でパワフルなサウンドの大部分はアンプで作られていると考えられます。
使用アンプはDiezelの「Herbert」です。
スタジオで録音する際の音抜けが、以前使用していたMESA-BOOGIEのアンプよりも良かったために変更したそうです。
しかしこの「Herbert」は一般の人には手が届かないほどの高級アンプです。横山健さんのサウンドを完全に真似することは簡単ではありません。
おわりに

出典:©Natasha,Inc. 横山健のドキュメント番組をテレ東で放送、挑戦し続ける半年間を追う より
パンクロックファンのみならず、音楽ファンとして知っておきたいミュージシャン、横山健さん。
40歳を超え、2児の父親であり、今も精力的に活動しています。
彼のサウンドに憧れるギタリストの方も、これからギターを始める方も、今回ご紹介した彼の愛用機材や、エフェクターを使わない「直アン」スタイルを参考にしてはいかがでしょうか。