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宝塚歌劇団には人気の演目がいくつもありますが、やはりなんといっても「ベルサイユのばら」は一番の代表作といってもいいでしょう。その「ベルサイユのばら」の台湾公演が行われますが、ヅカファンも一緒に海外まで追いかけていくのは、なかなか大変です。海外公演ということで涙を呑んだ人も多いでしょう。しかし、台湾まで行くのが無理なら、ライブビューイングがあります♪
「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」「宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)の2本立て
台湾公演の特徴は、「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」の上演時間が1幕・1時間40分と短くなって新しく生まれ変わるというところです。
「ベルサイユのばら」という作品は宮廷の華やかなシーンも見所ですが、その人間関係とストーリーが魅力の作品のため、上演時間が短くなるということは話が薄くなることですから観劇するまではどうなるのだろうと期待半分、心配半分でした。
しかし、再演を重ねるごとに発展がみられるのがタカラヅカ。確かに華やかな宮廷のシーンなどはすべてカットされてしまいましたが、だからといって話が薄くなったとは感じさせない、観劇した後は、しっかり「ベルサイユのばら」を観たという感覚が残るところはさすがの一言。
今回の花組公演では、フェルゼン役はトップスター明日海りおさん。そしてマリー・アントワネット役は蘭乃はなさんから花乃まりあさんに変更、そのほかの配役も何人か変更されていて、その点も新鮮なところがありました。

台湾公演ということで歌にも中国語の歌詞が入っていたりで、いつもと異なる雰囲気を楽しむことができます。短くなったものの状況説明などもありましたから、台湾のヅカファンにも分かりやすく、そして宝塚歌劇団の魅力が伝わったのではないでしょうか。

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"ライブビューイングでも迫力十分なのは、さすがタカラヅカ"
"ライブビューイングでも迫力十分なのは、さすがタカラヅカ"
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