久石譲のジブリ武道館コンサートがすごかった!久石譲とジブリ音楽

「久石譲in武道館」最初で最後のジブリコンサート

2008年8月、上記9作品の音楽を集めたジブリコンサートが武道館で行われました。当日武道館には、オーケストラ200名、合唱団800名、マーチングバンド160名の総勢1,160名の演奏人員にゲストヴォーカリストを迎え、圧巻のステージとなりました。

ジブリコンサート

1,000人以上の大規模な編成にこだわった理由には、武道館の広大な空間であってもスピーカーに頼らずに遠くの観客席まで生の音を届けたいという、久石さんの強い思いがありました。

また、当コンサートは『崖の上のポニョ』の音楽を初めて観客の前で披露する舞台でもあり、大橋のぞみさんが登場する曲目は見どころの1つでした。平原綾香さんの歌う「いのちの名前」(『千と千尋の神隠し』より)も、平原さんの独特の歌声と相まってひと味違った雰囲気を醸し出しています。

音楽は巨大スクリーンに映される映像と共に流れ、およそ2時間の舞台は久石さんによって新たに編み出された映画のようでした。まさに、宮崎アニメと共に歩んだ25年間の集大成である公演だったと言えます。

ジブリ

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おわりに

久石さんが宮崎アニメとの歩みを初めてすでに30年の月日が経ちました。しかし、久石さんが生み出した数々の楽曲は色褪せることなく、ジブリ音楽として今でも多くの人の心に根付き、愛されています。実際にコンサート会場に出向き、生の音を感じることで、芸術作品としての新たなジブリ音楽に出会うことができるかもしれません。