ホクレン農業協同組合連合会(以下ホクレン)が、2019年12月19日(木)より、ホクレン オリジナルアニメーション『from North Field _episode1』をWEB上で公開する。
本動画は、数々の劇場映画やアニメーションを手掛けるロボットと、宮崎駿監督の作品『ルパン三世 カリオストロの城』などの代表作をもつテレコム・アニメーションフィルムが制作を担当した本格アニメーション。キャラクター原案は、『宇宙戦艦ヤマト2199』や『Paradise Kiss』のキャラクターデザインを担当した結城信輝が務めた。
アニメでは一人の若いホクレン職員が、担当農家やその地域の人々と関わり、失敗しながらも助け合い成長していく姿を描く。主人公である、ホクレン職員・保田樹の声優は、NHK連続テレビ小説『なつぞら』をはじめ、ドラマや映画で活躍中の俳優・板橋駿谷。素朴で穏やかな人柄でありながら、内に強い意志を秘めた青年の人柄が伝わる演技が見所だ。
また、主題歌には槇原敬之の『You are so beautiful』を起用。心にしみわたるやさしい歌声とメロディーが、北海道という大地を舞台にしたヒューマンドラマの世界観を演出する。
さらに、動画の公開を記念して板橋駿谷特別インタビューも公開される。声優初挑戦となる今回の撮影で苦労したことや、自身の下積み時代の思いやそれを乗り越えた知られざるエピソードは感動的な内容となっている。
オリジナルアニメーション『from North Field _episode1』
“つくる人を幸せに、 食べる人を笑顔に”。 このテーマは、ホクレンが100周年を機に設定したコーポレートメッセージでもあります。農業を営む人たちのものづくりに込める想いを受け止め、そこから産まれるものたちをもっと輝ける場所へ届けていくことで、つくる人を幸せにする。同時に、豊かな自然の恵み、愛情の詰まった北の大地で産まれたものたちに、つくった人々の想いを紡ぎ、食べる人の食卓や暮らしをもっと豊かにしていく。そんなホクレンの想いをより多くの方に知っていただくために、今回の動画が誕生しました。今回のストーリーは、“つくる人を幸せに”の部分である、生産者とホクレンの関わりにフォーカスをあてた内容となっています。
概要・キャプチャ
舞台はオホーツク海に臨む町、北海道・網走市。主人公・保田樹(やすだいつき)は、札幌で生まれ育ち、幼い頃から両親の家庭菜園を手伝ってきました。東京の大学の農学部を卒業後、北海道に戻りホクレンに就職した樹は、網走に赴任してきます。そこで、樹は、てん菜を生産する斎藤岳志(さいとうたけし)・斎藤里子(さいとうさとこ)夫妻と出会います。てん菜という初めて扱う農作物の畑作に戸惑い失敗しながらも、斎藤夫婦の畑作にかける思いやその愛を知り、沢山のことを学び、夫妻の力になれるよう一生懸命に取り組む樹。そんな姿を見て、強面で口数の少ない岳志も、樹に対して息子のように愛情を感じるようになります。

ある日、てん菜農家にとって天敵である雪が降った時に樹がとった行動とは?夫婦は樹の行動力と思いやりに感動するのでした。


数日後の樹の誕生日、 里子はケーキを作り樹を家に呼び出します。夫婦に自分の誕生日を伝えた覚えがなかった樹は驚きますが、その裏にはちょっとした樹の発言から誕生日を覚えていた岳志の働きがあったのでした。

『from North Field _episode1』概要
タイトル:『from North Field _episode1』公式サイト: https://www.from-north-field.jp
監督:堀川優子 (『ルパン三世PART5』アニメーションプロデューサーなど)
制作:ロボット、テレコム・アニメーションフィルム
企画・脚本:田中淳一( http://pops-inc.jp )
キャラクター原案:結城信輝
主題歌:『You are so beautiful』 作詞・作曲・歌:槇原敬之
公開日:2019年12月19日(木)
キャスト:保田樹 役:板橋駿谷/ 斎藤岳志 役:浦山迅/ 斎藤里子 役:堀越真己
登場キャラクター
保田樹(やすだいつき) ・・・27歳男
札幌で生まれ育ち、 東京の大学の農学部に進学。卒業を機に北海道に戻りホクレンに就職。小さい頃、両親が週末にやっていたレンタル農園での家庭菜園の作業から農作物に興味を持ち将来は農作物に関わる仕事に就きたいと考えるようになる。
幼い頃からレンタル農園でいろんな世代の人たちと接してきたからか人懐っこい性格で物怖じせずに誰にでも話しかける。時に人に寄っていき過ぎて相手から煙たがられることもあるが素朴で真っ直ぐで、 基本的には可愛がられる性格。
斎藤岳志(さいとうたけし) ・・・58歳男

北海道網走市生まれ、網走市育ち。先先代の祖父が始めた畑作を引き継いだ3代目。
じゃがいも、小麦、てん菜というこの地域の主要畑作物を生産。北海道の中でも農業を営むには厳しい環境であるこの地域を農地として開拓し発展させてきた祖父、父親の想いを継いでいくことが自分の勤めであり、それが喜びだと感じこの土地を守っていくことに誇りを持っている。
一見すると強面で口数が少なく素直に相手に感謝や愛情表現を出すことが苦手だが実は情に厚い。一人娘は大学進学で網走を離れている。
斎藤里子(さいとうさとこ) ・・・58歳女

網走市生まれ、網走市育ちで自身も農家の娘。
岳志とは幼なじみでお互い初恋同士でそのまま結婚した。地区内の女性部のまとめ役を自ら買って出るような社交的で世話好きな性格でみんなに慕われている。気難しそうに見える岳志の一番の理解者であり一緒に農作業ができることが何より嬉しい。
一人娘が出ていったこともあり、若い人を見ると世話を焼き過ぎることも。岳志と同じく、オホーツク海を望むこの土地が大好き。
シロ

斎藤家の犬、北海道犬の血を引く雑種。かなりの老犬。
板橋駿谷さん 特別インタビュー
動画の公開を記念して、今回主人公の声優を務めた板橋駿谷さんに今回の動画での声優初挑戦の感想や苦労した点、また自身の下積み時代に人に支えられた経験など知られざる感動エピソードなどを語っていただきました。
―今回の企画の話をもらった時の率直な感想を教えてください。
初めて自分が「これが将来の夢だ」と思えたのって、小学4年生の時に「声優になりたい」と思ったのが最初の夢だったんですよね。先生に音読を褒められて、「これってなんか仕事になるのあるの?」って先生に聞いたら「声優っていうお仕事があるんだよ」と言われて。それが初めての夢で10歳の時だったので、25年の月日を経て夢が一つ叶ったということで(笑)。本当にありがたい話でした。
―声優初挑戦となりましたが、難しかった点や工夫した点はありましたか?
すごい難しかったですねやっぱり。俺が主人公じゃないというか、絵が主体で動いていくものじゃないですか。だから絵に合わせてどういう風に声を出していくか。もちろんキャラクターや設定について考えるのはいつも通りやったんですけど、どういうふうに絵に合わせていくかっていうのは一番苦労したところでしたね。
―脚本について、また主人公・樹のキャラクターについてどう思われましたか?
共感するところが多かったんですよね。俺のじいちゃん、ばあちゃんも農業やりながら実家の家業をやったりとかもしていた人だったので、農作業をやるっていうのは結構小さい頃から俺も関わったりはしていたんですよね。自然と共存しながらも対決していかなきゃいけないというか、それに対して岳志さんはすごく理解されている方。
「これがあることはしょうがない、でもここまで一生懸命育てたものに対して、生き物なのでそれは最後までできる限り全うしたいんだ」というあのセリフとかその状況、状態っていうのものは何においてもあると思うんですけど、それを農家さん一人一人がたぶん一個一個の作物に対して持っている思いなんだろうなと思うと、自分も“そこをお手伝いしている若者”という設定として盛り上げていけるようなものを表現として盛り込めるようにできるといいなと。
樹君はすごく実直で爽やかな青年だなと思ったので「ああいい子だなあ、こういう子が育つ環境がずっとあれ!」と思いましたね(笑)。
―周囲の人々との結びつきを感じた経験や支えられた経験などはありますか?
今年はやっぱり世の中に少しでも名前が出るようになって、俺のことを知ってもらえる人が多くなったので。振り返ってみて本当にいろんな人に支えられて、その人たちがいなかったらたぶん今の俺っていないんだなってすごく改めて思ったんですけど。
24歳くらいの時に本当にお金がなくてなんにも。引っ越さなきゃいけなかったんですけど舞台もやってたので。でもやんないことには俺の名前は知られないし、でも引っ越しもしなきゃいけない お金もない。舞台やったところで今度は 別にそこで何も評価も得ていないし何にも打ち出せていないっていう自分の不甲斐なさに物凄く打ちのめされた時があって。
本当に「これじゃあもうダメかもなあと」思っている時 高校のすごい仲良い同級生から「今鰻食ってるから来いよ」って電話があって、 断ったんですけど「いいから来い、 出てこい」って無理やり誘われて。鰻食わせてもらってすごい勇気もらったんですよね。「駿谷頑張れよ!」みたいに言われたときに、そいつも美容師ですごい頑張っていたので、「ああ俺も頑張んなきゃな」と改めて思って。
あの鰻食ってなかったら結構あっさりあの時にいろんなことやめていたかもしれないですよね。だから本当にいろんなタイミングでいろんな人に支えられてきたなっていうのは改めて思いましたね。食べ物大事ですね、元気になりましたもん!
―最後に、今回のアニメーションをご覧の皆さんに一言お願いします。
ホクレン創立100周年を機に掲げたコーポレートメッセージ「つくる人を幸せに、食べる人を笑顔に」をテーマに北海道を舞台としたアニメーション作品です。日本を代表するアニメーションスタジオが描く北の大地の四季折々の美しい農風景と、そこで織りなされる農業に携わる人々の物語をぜひご覧ください!
■板橋駿谷(いたばししゅんや)
1984年7月1日生まれ、福島県出身
劇団「ロロ」所属し、映画・テレビ・舞台・CMと幅広い分野で活躍。
第26回読売演劇大賞スタッフ賞を舞台「オイディプスREXXX」作詞・ラップ指導で受賞。
連続テレビ小説「なつぞら」ではヒロイン・なつの高校の先輩・門倉努を熱演。“番長”の愛称で人気を博す。
2020年1月に放送がスタートする、ドラマ「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」(ドラマ10・NHK総合)、
「課長バカ一代」(BS12トゥエルビ)にレギュラー出演が決定している。
ホクレンについて
つくる人を幸せに 食べる人を笑顔にホクレンは、北海道内のJAが出資し、JAの経済事業を担うことを目的として設立された組織です。
ホクレンの役割の根幹は、生産者の営農活動を支える「生産者支援」です。生産現場に不可欠な資材やエネルギーの供給、技術面・情報面でのバックアップなど、農畜産物を安定的に生産するためのサポートを行っています。
もう1つの役割が消費者への食の安定供給です。全国の消費地・消費者に安全・安心な北海道産農畜産物の供給を行います。また、北海道ブランドの構築やPR活動など、新しい需要を開拓する活動も展開しています。
生産現場を支え、実りを確実に消費地に届けることは、ホクレンの果たすべき責務であり存在意義でもあります。
公式サイトURL: https://www.hokuren.or.jp/
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