男役を追求し、愛されるタカラジェンヌ 鳳翔大さんの活躍を振り返る
宝塚歌劇団といえば、美と夢にあふれるステージを求めるファンをひきつけていますが、中でも美形の宝庫と言われる雪組において、鳳翔大さんのスタイリッシュな男役姿に目を奪われてきた方も多いのではないでしょうか。
盟友ともいえるトップスター早霧せいなさんの退団公演でもある「幕末太陽傳」「Dramatic “S”!」を最後に、劇団を卒業することが決まっている鳳翔さんの活躍を振り返り、改めてその魅力に迫ってみましょう。
受験日から目立っていた!スター揃いの88期生 鳳翔大さん
出典:©宝塚歌劇団 公式HP 鳳翔大プロフィールより
鳳翔大さんは、2002年に星組「プラハの春」「LUCKY STAR!」で初舞台を踏んだ88期生です。
この公演は、星組トップコンビ香寿たつきさん、渚あきさんのお披露目公演でもありました。
香寿さんの「ラッキースター88!」という掛け声で始まる、初舞台生のみのラインダンスが、タカラジェンヌとしての第一歩となり、星組のトップスターとなった88期生紅ゆずるさんも、この香寿さんの掛け声が嬉しかったことをのちに語っていますね。
同期生には、現宙組トップスター朝夏まなとさん、現星組トップスター紅ゆずるさんをはじめ、元花組トップ娘役の桜乃彩音さん、大湖せしるさん、春風弥里さんといったOGも名を連ねる華やかなメンバーが揃っています。
出典:©タカラヅカ・スカイ・ステージ タカラヅカ・スカイ・ステージ『トークスペシャルin東京#95「鳳翔大・透真かずき・笙乃茅桜」』より
入団後は宙組に配属され、長身スターが集まる環境で新人公演学年時代を過ごしたのち、2012年の雪組への組替え後も、明るいキャラクターとスッキリとした舞台姿でファンを魅了してきました。
「かわいい娘役を見つけたら、楽屋でナンパする!?」「バーで男性に間違われた」というエピソードも聞こえてくるほど、男役を追求してきた鳳翔さんの、これまでの活躍をチェックしていきましょう。
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