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日本人なら誰もが懐かしまずにはいられないハンガリー映画

世界三大ファンタスティック映画祭のひとつである第35回ポルト国際映画祭でグランプリを受賞、第33回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で審査員&観客賞を受賞した『リザとキツネと恋する死者たち』。


<出典:www.youtube.com>

実はこの作品、ハンガリー映画ですが日本の九尾の狐伝説にインスピレーションを与えられて制作された映画です。

恋した相手が次々と殺されるという展開と、映画中に昭和歌謡曲が流れる日本テイスト満載の映画のストーリーや見所に注目してみました。

日本の伝説がもとになった怪奇事件ストーリー




ハンガリーの売れっ子CMディレクター、ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ監督が日本を訪れた際に美女に化けた狐が帝を誘惑し、日本を我がものにしようとする九尾の狐伝説を知り、その伝説にインスピレーションを得て制作されたのが『リザとキツネと恋する死者たち』です。

物語の舞台は、1970年代 のブダペスト。日本の恋愛小説が大好きなリザには、なぜか日本人歌手の幽霊、トミー谷が見えて軽妙な歌声で元気づけてくれます。

その歌声に孤独が癒されるリザですが、リザには日本の恋愛小説にあるようなドラマチックな甘い恋に対する憧れがあります。

リザとキツネと恋する死者たち
<出典:tower.jp>

30歳の誕生日に仕事場から外出許可をもらいますが、その間に雇い主の未亡人は何者かに殺され、さらにリザが恋する相手は死んでしまうという怪奇な事件が次々に起こるというストーリーです。



東欧で生まれた“日本映画”は必見


『リザとキツネと恋する死者たち』はハンガリー映画でありながら、日本テイストがあちこちに散りばめられている点に注目が集まっています。

それは、主人公リザを慰める幽霊のトミー谷が日本人歌手であることでも分かりますね。そろばん片手に軽快な歌で一世を風靡したアノ人を思わせるネーミングですし(笑)

トミー谷
<出典:www.cinema-life.net>

このトミー谷は孤独なリザを歌で慰めてくれますが、その歌というのも昭和の歌謡曲です。

日本の歌謡曲が大好きな監督が来日時に5時間をかけてCDなどを買いあさり、音楽担当のアンブルシュ・テヴィシュハージと共に作り上げたといいます。

選曲も『ルパン三世』のリミックスや『笑って許して』などかなりディープなものを選曲しており、日本人なら誰もが思わず懐かしんでしまいそうな楽曲のオンパレードです。

『リザとキツネと恋する死者たち』はハンガリーでハリウッド映画に混じって大ヒットとなりました。

それは小説に盲目的に憧れるリザに、共産主義という体制下で資本主義への憧れを持つハンガリーの姿がオーバーラップするからでしょう。

リザとキツネと恋する死者たち
<出典:www.liza-koi.com>

『リザとキツネと恋する死者たち』は90年代直前まで社会主義だったハンガリーだからこそ作れたともいえる映画です。

遠い東欧の国で生まれた“日本映画”、映画好きの方には是非観ていただきたい一作です。

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「トレタメ」編集部

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