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普段何気なく使っている言葉や用語の中には、相撲が由来になっているものが沢山あります。「そう言われればそうかも…」と感じるものから、「知らなかった!」と驚いてしまうようなものまで、その種類は沢山です。今回はそんな「相撲が由来となった用語」について説明したいと思います!
まずは序の口…この用語も相撲が由来しています!

「物事が始まったばかりであること」を意味する言葉として、「序の口(じょのくち)」と表現することがあります。
実は、この用語は、力士の階級のうち一番下を意味する「序ノ口」に由来しています。番付に名前が載り、「これから上を目指すぞ」という始まりの段階を示すことから、一般的な言葉としても使われるようになったといわれています。
かつては「上り口に立った」という意味から「上ノ口」と表記されていましたが、上という漢字が上位を示すようで紛らわしいということで、序盤などを意味する「序」という漢字があてられるようになったと言われています!
勝負事を意味する言葉も沢山あります!

元々相撲は、「立派な体格を持つ男性が、一対一で力や技を競い合う」という競技です。
このため、勝負事に関係する言葉も沢山生み出しています。
例えば、何気なく使ってしまう「がちんこ勝負」という表現も相撲由来です!
力士同士が激しくぶつかり合った時の「がちん」という音から、真剣勝負を示す隠語として使われるようになりました。
また、「両方が大きな痛手を負った上に、決着がつかなかった勝負」のことを「痛み分け」と言いますが、これも相撲における用語です!
元々は片方あるは双方の力士が負傷や病気などを理由に、取り組みの継続が不可能になった勝負を示します。なかなか見られない判定ですので、由来を全く知らないという人も少なくないことでしょう。
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"相撲といえば土俵。土俵と言えば?"
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