パワフルな女性ボーカルたちがひしめき合う昨今の国内ロックシーンで、注目を集めているバンドがあります。昨年、ワンオクのサポートアクトに選ばれたエモーショナル・ロックの新星「The Winking Owl(ザ・ウィンキングオウル)」。
今回はそのメンバーと楽曲をご紹介します。
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確かな経歴に裏付けされた実力者揃い!
Luiza(るいざ)
ボーカル担当。ルーマニア人と日本人のハーフで、その見た目に反したパワフルな歌声が持ち味です。ルーマニアやウクライナといった東欧諸国はもともと美人が多い地域として有名ですが、Luizaさんもその美貌を活かし、バンドと並行してモデルとしても活躍しています。
Yoma(ようま)
ギター担当。12歳からギターと作曲を始めたYomaさんは、高校卒業後アメリカはカリフォルニアに渡り、世界的なバンドマンを多く輩出する「Musicians Institute ギター科」に入学。卒業後も精力的に音楽活動を続け、US夏の祭典Warped Tourにも出演。2010年に中心となってThe Winking Owlを結成し、バンドだけでなくひとりのギタリストとしても注目を集めています。
Ranmalu(らんまる)
ベース担当。もともとサポートメンバーだったRanmaluさん。個人の経歴などはまだ公開されていないのですが、Facebookのプロフィールを見ると、数多くの著名なプレイヤーが学んだ音楽学校MESAR HAUSの卒業生のようです。
KenT(けんと)
ドラム担当。KenTさんの加入に大きな衝撃を受けたバンドマンも多かったのではないでしょうか。実はKenTさん、9歳でスリップノットのジョーイに憧れてドラムを始め、奇跡体験アンビリバボーでも特集されたほどの、知る人ぞ知る天才ドラマーなのです。その後はテレビなど一般メディアへの露出は減ったものの、精力的なバンド活動は継続しており、なんと13歳にしてドラムメーカーPearlと契約。もともと高かった実力をさらに伸ばし、十代にしていくつもの有名バンドのサポートを行うなど実力は折り紙付きです。
小細工なしのメロディと、テクニカルな各パートの鮮やかな対比!
出典:©The Winking Owl.
The Winking Owl – Open Up My Heart – (Official Music Video)youtubeより
さて、肝心の楽曲に目を移してみると、そのメロディは意外なほど聴きやすく作られています。イントロからアウトロまでに、ひとつの曲としてしっかりとした芯が通っており、サビやソロなど、盛り上がるべきところでちゃんと盛り上がってくれる、爽快感がある曲が多く見受けられます。一方で、各メンバーのパートには、非常に高度なテクニックやトリッキーな技術が随所に散りばめられています。
しかし、それが単なるテクニック自慢に感じられないのは、メロディで奇をてらわず、しっかりと勝負をしているからに他なりません。また、アルバムを聴いていると全楽曲がシングルカットできるような曲ばかりであり、曲作りに対するこだわりが垣間見えます。
飛躍の年になるか!?2016年はタイアップに注目!!
The Winking Owlにとっての2015年は、ヒナが成鳥へと進化を遂げた年でした。正式メンバーが固まり、ワンオクのサポートアクトで認知度も上昇、昨年末に深夜番組のED曲も2本決まっています。高い実力を持つ彼ら、あとは、ワンオクが映画「るろうに剣心」とのタイアップで大躍進を遂げたように、大型タイアップが決まれば一気にトップアーティストへと羽ばたくのではないでしょうか。