放送延期はチャンス?島﨑信長&細谷佳正W主演『されど罪人は竜と踊る』を予習しよう!

ラノベじゃない?暗黒ラノベ『されど罪人は竜と踊る』

●原作ライトノベルとイラスト

2003年に角川スニーカー文庫より刊行がスタートした、浅井ラボさんによる人気ライトノベル『されど罪人は竜と踊る』。途中で小学館のガガガ文庫に移り、大幅に加筆された上で1巻から再発売され、現在20巻まで出版されています。

イラストは角川スニーカー文庫とガガガ文庫の13巻までを宮城さん。ガガガ文庫の14巻以降をざいんさんが担当しています。


『されど罪人は竜と踊る 5 Hard Days & Nights』(ガガガ文庫)
(イラスト:宮城)


『されど罪人は竜と踊る 14 果てしなき夜ぞ来たりて』(ガガガ文庫)(イラスト:ざいん)

アニメ化が発表された際には、どちらのイラストがアニメのキャラクターデザインのベースになるのか、ファンの多くが注目していました。

結果的にキャラクターデザインはざいんさんの絵に近い印象です。ただし「キャラクター原案:宮城/ざいん」とクレジットされているので、どちらの個性も取り入れたような形なのでしょう。

●『されど罪人は竜と踊る』のあらすじ

咒式を使い、問題解決と賞金稼ぎの生業に明け暮れる、ふたりの攻性咒式士、ガユスとギギナ。混沌とした国境の街、エリダナで咒式士事務所を構える彼らに<竜>を狩る仕事が舞い込むのだが、それは絡みあう陰謀と策謀の始まりだった――。

出典:©浅井ラボ・小学館/「され竜」製作委員会 TVアニメ「されど罪人は竜と踊る」公式サイトより
と、あらすじはこんな感じです。「咒式」(じゅしき)「攻性咒式士」など聞き慣れない言葉が出てきましたが、この辺はまた後述します。とりあえず一言で言うと、「ガユスとギギナが“咒式”を使って戦う物語」です!

“暗黒ライトノベルの始祖にして最終作”と謳われ、ダークファンタジーらしい暴力と残酷さ、リアリティのある複雑な人間関係、決してハッピーエンドでは終わらないシビアな展開などで話題になりました。

●全然ライトじゃないラノベ

あまりのシビアさに、「全然ライトじゃないライトノベル」とも呼ばれ、かなり好き嫌いの分かれる作品とも言われています。“咒式”という設定を取り入れた密度の高い戦闘シーンも、細かい描写が好きな人にはたまりませんが、ページを埋め尽くす文字の多さに圧倒されてしまう人も少なくないでしょう。

●ラノベを超えた経験がある!

「読むの大変そう……」と思われてしまったかもしれません。でもたしかにその通りで、読破するにはちょっと覚悟が必要。しかしその大変さを乗り越えることで、ほかのラノベにはない強烈なスリルと体験を味わうことができます。アニメ放送がスタートする前に、ぜひとも一読してみてください!


▶▶『されど罪人は竜と踊る 1 ~Dances with the Dragons~』(ガガガ文庫)

●「毒舌」に癒される?

暗黒ラノベといっても、常に緊張状態が続くわけではありません。息抜き部分もちゃんとあります。(人によっては癒し要素?)

それは、W主人公・ガユスとギギナの2人が、お互いを罵倒するために延々と交わされる「毒舌」。語彙力の半端ない毒舌が、絶え間なく2人の口から吐き出され、読んでいると逆に清々しい気分になってきます。

あまりにも爽快なので、ハマる人には「ギャグシーン」として笑いながら読むこともできるでしょう。アニメで声が入るとどうなるのか、今からとても楽しみです。

では続いて、「され竜」の世界観を理解するために重要なキーワードと、気になる登場人物を紹介していきます!

[next_heading title=「され竜」の重要キーワード&W主演の細谷佳正さん・島﨑信長さん]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です