伝説的ヘビメタロックバンド「KISS(キッス)」のバンドメンバー紹介
伝説的なヘビメタロックバンド「KISS(キッス)」。
認知度が非常に高く、洋楽に詳しくない方でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
派手なメイクと嗜好を凝らしたライブで知られるKISSは、すでに結成してから40年を超えました。
KISSが国内外音楽シーン、特にヘビーメタルバンドに与えた影響は計り知れません。
ここでは、伝説的ヘビメタロックバンドKISSのバンドメンバーについて詳しくご紹介します。
ジーン・シモンズ(ベース)
ジーン・シモンズはKISSのベーシスト、ボーカリストです。
バンド結成時からのオリジナルメンバーのなかの1人で、KISSの活動以外にもプロデューサーや俳優として活躍しています。
KISSのイメージともいえる独特のメイクは、地獄からやってきた悪魔を表しています。
ライブでも火を噴いたり、血を吐いたりと、優秀なパフォーマーでありながら、作詞作曲もこなすアーティストです。ジーン・シモンズは、たびたび過激な発言をすることでも知られています。
2014年にはインタビュー中に発した一言が多くの物議を醸しました。それは「うつ病は死んでしまえ」と言葉尻だけとらえると、とんでもない暴言に思える言葉です。
決して許容して良い発言ではありませんが、ジーンの背景を理解する助けとなります。
ジーンはイスラエルからの移民で、母親はナチスのホロコーストを生き抜いた女性です。
そんな母の生き様を見てきたジーンからすると、「たかだか20歳くらいで世の中が残酷だと嘆き、ドラッグやアルコールに手を出して、依存症に陥り、うつ病になっている奴らなんてふざけるな」という意図だったのではと善意的に解釈することもできます。
実際にインタビュー後には、ジーン・シモンズから謝罪文が投稿され、配慮に欠けた発言を謝罪したうえで、うつ病に対しての自らの思いを述べています。
エリック・シンガー(ドラムス)
KISSのヒット曲の多くを作詞、作曲しているギタリストがポール・スタンレーです。
ステージではフロントマンを務め、リード・ヴォーカル、バック・ヴォーカル、MCまでも担当しているKISSの看板的な存在になっています。
ポール・スタンレーのメイクは、白塗りに右目の周りに大きな黒い星をあしらったものです。
ジーン・シモンズが地獄から来た悪魔に対し、ポールは愛の戦士で、心が読める「STAR CHILD」というキャラクターを表しています。
「愛の戦士」には似つかわしくありませんが、ポールはKISSのライブの最後にギターを叩きつけ壊すパフォーマンスを続けています。
ギターを破壊するミュージシャンというと、ジミ・ヘンドリックスやピート・タウンゼント、カート・コバーンなどを思い出しますが、ほとんどが現役を退いている状況です。
しかし、ポールは60歳を超えた現在でも続けています。
[adsense num=1]
トミー・セイヤー(リードギター)
リードギターのトミー・セイヤーはKISSの5人目のリードギタリストです。
2002年に前任者のエース・フレーリーが脱退後し、後任を務めることになりました。
トミーの経歴は興味深く、KISSの熱烈なファンからスタートし、雑用係、ツアーマネージャーを経て、ついにはメンバーに登りつめた経歴をもちます。
トミー・セイヤーがマネージャーとして行った功績は大きく、キッスの歴史書である「KISSTORY」の編集や、「キッス・コンベンション」の企画、キッスの映像を記録した「Second Coming」などにも携わっています。
それゆえ、KISSを客観的に、ファンの視点からも分析できる冷静な男として、他のメンバーからも絶大な信頼を得ています。
[next_heading title=エリック・シンガー(ドラムス)]