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ウィリアム・シェイクスピア没後400年記念舞台からも見えた、宝塚とシェイクスピアの深~い関係

ウィリアム・シェイクスピアの没後400年という節目の年を記念して、2016年新年の宙組公演で『Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』を上演することが発表されました。宝塚歌劇団は今までウィリアム・シェイクスピア原作の戯曲をいくつも舞台化していますが、今回発表された『Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』は、ウィリアム・シェイクスピア自身に光をあてたオリジナルの舞台です。
宝塚歌劇団のシェイクスピアに対する想いを感じることができる注目の舞台と、過去のシェイクスピア作品を振り返ってみましょう。
■宝塚歌劇団とウィリアム・シェイクスピアのふか~い関係

イングランドの劇作家であり、詩人でもあるウィリアム・シェイクスピアは数多くの戯曲を作り、特に四大悲劇といわれる作品「ハムレット」「マクベス」「オセロ」「リア王」はあまりにも有名ですね。そして「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」などは内容を知らなくても名前なら知っているという人も多い、名実ともに傑作揃いです。作品は舞台をはじめとして映画にもなっているので、ヅカファンでなくてもおなじみですね。
宝塚歌劇団では過去に、『アントニーとクレオパトラ』を原作とした舞台『真紅なる海に祈りを』、『オセロ』を原作とした『The Lost Glory -美しき幻影-』、そしてタイトルもそのままに『ロミオとジュリエット』『二人の貴公子』といったウィリアム・シェイクスピアの戯曲を原作とする舞台を数多く上演しています。
このように、宝塚歌劇団とウィリアム・シェイクスピアには、切っても切れないふか~い関係があるのです。
■ウィリアム・シェイクスピアを主人公としたオリジナル舞台

2016年新春の、宙組公演として発表された『Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』では、ウィリアム・シェイクスピア自身に光をあて、ウィリアム・シェイクスピアがどのように戯曲を制作していったのかというプロセスが描かれています。
さらに、シェイクスピアを支える妻アン・ハサウェイ、シェイクスピアの才能を見出したハンズドン卿ジョージ・ケアリーといった人物たちを中心に、シェイクスピアが戯曲を作る上でインスピレーションを得た秘めたる恋とは?といった人間模様が描かれています。シェイクスピアが主人公でありながらシェイクスピア作品ではないというのも面白いですね。
宙組トップスターとなった、高身長とダンスが武器の朝夏まなとさんをトップとして新しいメンバーとなった新生・宙組が織りなすシェイクスピア・ワールドに今から期待しちゃいましょう!
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