初音ミクの未来を切り開いた”supercell”


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supercellのもつ音楽性

supercellの音楽性はryoが根底に持つ世界観を基準にしつつも、それぞれのボーカルの特徴に合わせた楽曲を生み出しています。

 

ryoによる作詞では普段の生活では言えず、かつ古典的な堅い言葉ではなくキャッチーな言葉を使用する事が多いです。
まるで、アニメのセリフのようにも聞こえながらも、現実味を帯びており、女の子視点であろう曲が大半であり、男の子が夢描いている女の子像が描かれているのも特徴的です。

 

ボーカルでの特徴としては初音ミクがゲストボーカルの時は「メルト」のようなサビで高音歌唱を求めるような人ではなく機械にしか再現できない音楽を作成していました。
(余談ですが、前述のように一見、機械にしか再現できないような楽曲を制作しているように思えますが、他のボーカロイドを使用しているアーティストの楽曲を聞き比べてみると、ブレスの位置などがはっきりしてたりすることから、比較的ボーカロイドを人間に近い媒体として使用していた風に思われる点も多々見えてきます。)

 

 

第二期のnagiではなめらかで透明感のある声からストレートに思いを伝えようとする青春感あふれる楽曲が多く作られ、初音ミク時代からのキュートな曲も健在。全体を通してはミディアム調の曲が多く作られています。supercellのボーカルといえばnagiと言われるほどの認知度が高い時期になります。

 

 

第三期のこゑだでは過去最多のアニメタイアップをしたこともあり作風はまちまち、和物もあれば、ストリングとピアノで聴かせるもの、落ち着いたバラードなどなど。ですが、バンド構成で演奏される音楽が傾向でした。ボーカルの声質は椎名林檎のような独特のもので、前ボーカルとの声質の差でファンの間でも賛否両論ありました。しかし、アルバムでは彼女の声質でしか表現できないようなシャウトする楽曲や、社会へ問題を投げかけるような楽曲が多く入っていて、今までのsupercellとは違いダークな面を多く含んだアルバムになりました。

 

supercellの見せてきた世界

ニコニコ動画での初音ミクブームを生み、アニソン等も担当してきたsupercell。
2013年よりsupercell全員での活動がなされていませんが、個人ではそれぞれイラストの活動、プロデュースの活動をしています。

Project ITOH

最近ではノイタミナによる「Project ITOH」の『屍者の帝国』『ハーモニー』ではryoがプロデュースする「EGOIST」が主題歌を担当、キャラクターデザインがredjuice担当するという形で、同じ作品で関わりあうことがありました。

 

現在音楽面で活動が続き人気のある「EGOIST」や「Tia」も過去をたどれば「supercell」の系譜を受けています。
全ての原点である「supercell」に対するファンの期待は未だに衰えることがありません。

 

今後何らかの形でsupercellが活動再開されることを楽しみに待ちましょう。

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