ウィーン少年合唱団は日本人でも入団できる?学校の校則や入り方

ウィーン少年合唱団の校則や生活の中身

ウィーン少年合唱団は、全寮制の私立学校です。在籍する少年たちは朝6時半に起床し、8時には授業を受けます。ただし、前日にコンサートに長時間出演した少年は、十分に身体を休めるための時間が与えられます。

8時から12時半まで一般的な小学校と同じような授業を受け、12時半から14時までは昼食休憩です。14時から16時までは音楽の授業が行われ、自由時間をはさんだ後、19時まで再び他の教科の勉強へと移ります。

ウィーン合唱少年団は世界を飛び回ってコンサートを開催するため、普通学科の勉強が遅れないように、1日のスケジュールがきっちりと管理されています。

ウィーン少年合唱団には、「声変わりをすると退団が決まる」という有名な校則があります。声変わりの日はブラックデーとも言われており、ブラックデーを迎えた時点で団員に別れを告げなくてはなりません。ただし、現在ではブラックデーを迎えた後も音楽を専門的に学ぶための環境が整えられており、日本人の元団員の中にも、退団後に音楽を学び続けている少年がいます。

[adsense]

おわりに

wsk2015_630
出典:©WIENER SANGERKNABEN OFFICAL FAN CLUB JAPAN ウィーン少年楽団公式ファンクラブサイト より

ここまで、ウィーン少年合唱団についてご紹介しました。入団するためのオーディションは厳しいものですが、入団後にもさらに厳しいレッスンや授業を受けることになります。

オーディションを受ける前に、本当に強い意志や覚悟があるのかどうか、本人に再確認することが必要です。