アイドル女優なんて言ったのは誰?元花組トップ娘役・純名里沙さんのスゴすぎる女優キャリア
宝塚歌劇団の中でも中心的な組である花組でトップ娘役として、抜群の歌唱力を持って数々の舞台で活躍した純名里沙さん。
宝塚歌劇団在団中に、タカラジェンヌとして初めてNHK連続テレビ小説に出演したという伝説の持ち主です。
また、声優として活動するなど、タカラジェンヌとして珍しい多岐にわたる活躍をしてきました。そして宝塚歌劇団退団後も舞台を中心に映画やテレビなど多岐にわたる活躍をしています。異例づくしという言葉がピッタリの、純名里沙さんの活躍の軌跡を追ってみましょう。
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■純名里沙さんのプロフィールには異例づくしという言葉しか見当たらない
純名里沙さんは高校卒業後の1998年に宝塚音楽学校を受験。2年後の1990年に76期生として、なんと首席で宝塚歌劇団に入団します。
当時から抜群の歌唱力はかなり注目されていて、「ベルサイユのばら」で初舞台を踏みますが、初舞台にもかかわらずフィナーレのエトワールに大抜擢されます。
その後雪組に所属、入団2年目にしてオペレッタ「微笑みの国」でヒロインを獲得、新人公演「華麗なるギャツビー」でもヒロインを獲得するなど、雪組期待の新人となります。
また当時の雪組にトップスターであるー路真輝さんとともにウィーンにてウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団とともにレコーディングを行い、CDも発売しています。
1994年にはNHK連続テレビ小説「ぴあの』に主演となりましたが、現役タカラジェンヌが朝ドラヒロインとなるのは宝塚歌劇団史上初のことでした。朝ドラではヒロインを演じるにとどまらず、後半は主題歌も歌っています。
この朝ドラ出演のため、本業の宝塚は約1年間休演していました。休演後、花組に異動して花組トップ娘役に就任します。
その後数々の舞台で活躍し、1996年「ハウ・トゥー・サクシード」の舞台を最後に宝塚歌劇団を退団しました。いかがですか?この異例づくしのタカラジェンヌ人生!
■実は声優としても本格的に活躍
純名里沙さんのお父さんは中学校の英語の先生ですから、おそらくそこに英語との縁があるのでしょう。純名里沙さんは英語の勉強に力を入れているそうで、その縁からその英語関連の仕事もしています。
子犬のチャロが仲間たちと繰り広げる物語を観ているうちに英語力が身に付くというNHKの語学番組「リトル・チャロ」に声優として出演しています。
「リトル・チャロ」は好評によりシーズンを重ねていますが、純名里沙さんは2008 ~2009年、そして2012~2014年に主人公のチェロ役を務めていました。これだけを見ても、すでに立派な声優さんです。
■退団後の活躍もすでに大女優級
純名里沙さんというと抜群の歌唱力が魅力のひとつですが、退団後もその武器をいかして「レ・ミゼラブル」のコゼット役をはじめとして多くの舞台、ミュージカルに出演しています。
活躍は舞台にとどまらずテレビドラマや映画、CMなどにも多数出演、さらに先述のように2012年には「リトル・チャロ〜東北編〜」、2013年には「リトル・チャロ4 英語で歩くニューヨーク」、2014年には「花は咲く 東北に咲く」にチェロ役として声優としても出演しています。
持ち前のルックスからアイドル女優のように見ている人も多いかも知れませんが、この輝かしいプロフィールを見て、そんな見方も少し変わったのではないでしょうか?
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