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元宝塚の越路吹雪が感じた「愛の賛歌」の魅力について

越路吹雪が「愛の賛歌」をパリで初めて聞いたときの彼女は、感想にならず、一人泣く、私は負けた、自分には何もない、悲しい、寂しいなどと気性の激しい越路吹雪がここまで書き残していたそうです。
まずこの曲の美しさ、情熱、そしてエディット・ピアフという歌手の表現力、ジェスチャー、アレンジの素晴らしさにただただ圧倒されたといっています。
そしてこれが「愛の賛歌」という歌のオリジナル歌手を生涯目指すという越路吹雪のアーテーストとしてのパフォーマンスの源流となっていると言えます。
元宝塚の越路吹雪が生涯歌い続けた「愛の賛歌」という曲について
元宝塚の越路吹雪が日本での自分の持ち歌にした「愛の賛歌」は、フランスのシャンソン歌手のエディット・ピアフ自身の作詞でもちろんオリジナルの曲です。
ピアフ自身実際にあった恋愛とその思いのすべてを歌にしたものであることは有名です。
そのメロディーの強さ、重さ、そしてそれらを表現するピアフのパフォーマンスは、世界中を圧倒するくらいの迫力のあるステージであったのでしょう。
この曲は、日本での越路吹雪に限らず、他の国々の様々アーティストが数多く歌ってきている不朽の名曲です。

元宝塚の越路吹雪という情熱的で、日本にはなかなかいなかったアーティストと、これ程までに色あせずに世界中で歌い継がれてきている「愛の賛歌」という歌は、他にはない永遠に残る芸術的価値のあるものです。
本当に色あせない、愛や情熱をこのアーティストと歌で体験してみることは大きな素晴らしい刺激になります。
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