180,640 views


[第五話]「アシュブレスカード」



これまでスメラルドにまつわる話をしてきましたが、私が初めてスメラルドについて知ったトランプ学会での話を覚えていますか?


スメラルドとトランプにどんな関連があるのか​​気になりませんでしたか?


今日はカードにまつわる人物、「ウィリアム・アシュブレス(William Ashbless)」について語ってみようと思います。


アシュブレスについてはあまり分かっていることがありません。


イタリア貴族であり、また、詩人だったというのが、情報のすべてでしょう。


アシュブレスはまた、16世紀のヨーロッパで人気を集め始めたトランプの権威者でもありました。


宮廷や貴婦人たちのサロンに提供するトランプを製作するのに没頭し過ぎた為、病気になってしまったほどです。



彼がその病気のための療養へと田舎に向かったときのこと。


温泉や空気の良いところを転々としながら、健康を回復していたアシュブレスは、スメラルドに出会います。

田舎の村の一角に位置し、廃墟となった城跡には、この世のものとは思えないほど美しい花が咲いていたのです。


花の名前を聞いてみても村の誰ひとりとして知りませんでしたが、しばらくしてある老婦人から花にまつわる愛の物語を聞くことが出来ました。


トランプに没頭したということからも分かるようにアシュブレスはロマンチックな人でした。


醜い男と貧しい女性の愛の物語は、彼の心を動かしたのです。


アシュブレスは、その場で花の名前と花言葉を考えました。


花は、村の名前であるチッタ・ディ・スメラルド(LaCittàdi smeraldo)から「スメラルド」と命名し、花言葉を「伝えられない心(non potevo dire laverità)」としました。


そして、自分の領地に戻った後、スメラルドからインスピレーションを得た「ザ・フラワーカード」を作成し、「アシュブレスカード」の一つとして加えたのです。


カードの意味は前方である時は「実り、開花」、逆の時は「没落、終わり、新たなスタート」としました。


アシュブレスカード

▲アシュブレスカード

アシュブレスカードは、ヨーロッパで旋風的な人気を呼んだそうです。


ところが、今では、そのカードを覚えている人はほとんど残っていません。

理由は、アシュブレス家が権力争いで勢力を失い、歴史から消されるという悲惨な処分を受けたからです。


彼と一緒にアシュブレスカードも、スメラルドの花の話も人々から忘れ去られました。

ところが、すべての美しい伝説がそうであるように、たった一つ、このすべての話を伝えるものが消えずに残っていました。


だから愛の物語とアシュブレスの話は再び息を吹き返すことが出来たのです。


その話は次の記事でお伝えします。

出典:©testesso【Flower Smeraldo】のブログより

原文はこちら

1 2 3 4 5 6 7 8>>

5 / 8

この記事をみんなにシェアする

K-POP・韓流の最新記事

特集記事

気になるエンタメ情報を調べる!

トレタメライター募集中!