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挫折と病、そして、奇蹟の復帰へ

精神的な原因から出なくなっていた声も、5年の歳月を経て、ある曲と出会うことで、転機を迎えます。それが、美輪明宏「ヨイトマケの唄」です。テレビでたまたま聴いたこの歌の歌詞が、家族との思い出と重なり、強い共感を覚えた米良美一は、コンサートでも持ち歌の一つとして歌っています。

子供時代の家族との苦労した思い出と重なる歌詞が綴られたこの曲を、ある時、コンサートで披露したことで、長い間、自らに圧力をかけていた子供時代の辛かった思い出や、長く持ち続けていた身体的コンプレックスなどから解き放たれたと、後に振り返っています。




ヨイトマケの唄




その後は、講演会などで自らの経験を話すなど、活躍の場を更に広げ、本職の歌でも活動を続けていましたが、再び、不幸が彼を襲います。

2014年12月に、くも膜下出血により、自宅で倒れているところを発見されます。緊急手術を受け、奇跡的に意識は戻ったものの、翌年の1月には、以前にも受けたことのある水頭症の手術を行うこととなります。

しかし、米良美一は、重なる不幸にも負けず、その後、身体と歌のリハビリに努め、同年9月に行われた公演で、奇蹟の復帰を遂げ、待ち望んでいたファンを喜ばせました。





米良美一






米良美一、彼から生まれるあの美声の魅力とは

あの美しい声の裏には、米良美一が歩んできた人生の辛苦や努力、さまざまな想いが隠されています。多くの経験をしてきた彼から生まれた深みのある歌声は、それゆえに、多くの人の心に響き、「天使の歌声」と評されているのかもしれませんね。

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