ヴィジュアル系バンドの中でも、その超ハードなサウンドによって、男性からも高い支持を集めているのがlynch.です。
確かな演奏力、そして、へヴィでハードなサウンドがこのバンドの最大の武器です。
そんな楽器隊の中にも決して埋もれてしまうことなく、ハイレベルな歌唱によって強い存在感を放っているヴォーカリストの葉月に注目している、という方も多いのではないでしょうか?
ここではそんな葉月の魅力についてさまざまな角度から迫ってみたいと思います。少しコワモテなルックスの彼ですが、さまざまな一面を持っています。
◆プロフィールから見える正統派ヴィジュアルシンガーとしての葉月
葉月の歌声は、90年代のスタンダードなヴィジュアル系ヴォーカリストのものをベースとしています。特にバクチクや、マリスミゼルなどからの影響が色濃く見られ、スタンダードでハイレベルな歌唱法が彼の最大の武器であり、魅力であると言えるでしょう。
インディーズ後期からは、あまりメイクをせず、メジャーデビュー後はノーメイクでの活動が中心となっていますので、「脱ヴィジュアル系」をしたバンドというイメージを持っている方も多いかもしれません。
確かにルックス的には、ラウド系バンドのような雰囲気になっていますが、バンドのアイデンティティである音楽には、ヴィジュアル系的な要素が色濃く残っています。その部分を守っているのが葉月の歌声なのです。
葉月はTwitterで自身たちのことを「ヴィジュアル系ともラウド系とも思っていない」と発言しています。この発言からもわかるように、ジャンルにこだわるのではなく、純粋にバンド活動、表現活動をする中で、このバンドが完成したのでしょう。
事実、現在lynch.はジャンルの垣根を超えてさまざまなスタイルでの活動を行っています。
その結果として、ヴィジュアル系ファンだけでなく、さまざまなジャンルの音楽ファンの間での高い支持を集めることに成功したのです。

"◆コンポーザーとしての葉月の実力"
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