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「まみれた」おすすめ曲紹介
醜い部分を暴き出すことによって人間の本質に迫るコンセプトなこともあり、まみれたの曲は言葉選びのセンスが衝撃的だったりテーマが過激なものがほとんど。今回はその中でも中毒性の高いおすすめの曲を数曲挙げてみました。
●食べたい
出典:©まみれた - 食べたい【Official Music Video】 より
愛情が過ぎて相手を文字通り食べてしまう、というストーリーの曲。
「食べたい、食べたい」と淡々と繰り返してからの疾走感のあるサビが狂気を増し加えています。
こちらの曲のMVでは、散らかった部屋で大量の食べ物をメンバーがただひたすら貪るという映像がひたすら映し出されます。
その必死さはどこか異常に見え、カニヴァリズムをテーマにした曲が流れる中見ているとその行為そのものがグロテスクに見えてきます。
ただものを食べているだけの映像なのに、なぜかこちらの食欲は減ります。
ダイエットに良いかもしれません。
●お邪魔します。
出典:©まみれた - お邪魔します【MV FULL】 より
ストーカーを題材にした曲はヴィジュアル系では王道のものですが、この曲の気味の悪さは群を抜いているように思います。
早口で語りかけてくるような歌い方に、繰り返されるノックの音。「あなたの恥骨の真ん中お邪魔します」という、一瞬考えてから「ああ…」と妙に納得してしまうパワーワードに独特のセンスを感じます。
ただ気持ち悪さだけではなく、ストーカーの哀愁も歌い上げているところが絶妙で、やはり「人間」そのものについて表現したいバンドなのだと感じました。
見る人によっては不快感を感じるかもしれない、わざとごちゃごちゃ汚らしさを演出したMVも必見です。
メンバーの衣装に「コンコン」というこの曲のモチーフともいえるノック音が柄として書かれていたり、インターホンをブローチにしていたり、後ろに貼られた習字にはいろんな言葉が書かれていたり…細かいところまで見ると楽しいです。
●死因:無視
出典:©まみれた -死因:無視【MV FULL Ver】 より
こちらが今現在の最新シングルで、3部作の2作目となっています。
どこか媚びたような「ねえねえ」という呼びかけで始まる今作は、タイトルにある通り無視がテーマ。
どんなに悪い事をしても良い事をしても、大好きな相手に叱って貰えず構って貰えない。そんな辛さやもどかしさを描いています。
比較的静かに進んでいく曲ですがメロディは不穏で、サビで一気に感情が溢れるのが聴きどころです。
彼らの定番となっているMVやアー写に使われる習字は、今回「ねえ」のみで、MVの背景をびっしり埋め尽くしています。
「まみれた」に今後も注目!

出典:©まみれた Official Twitter(@mmrtmamire) より
そんなまみれたの今後の予定ですが、5月29日には、1周年を記念するワンマン「へ」が高田馬場AREAで行われます。
こちらは入場特典があり、Aチケットには「死因シリーズ未公開アー写15枚(個人4枚+集合1枚×3セット)」、Bチケットには「死因:わからんの裏MV“裏:わからん”DVD」がつきます。(残念ながらAチケットは完売してしまったそうです)
また、MIZTAVLAやマーブルヘッドをはじめとした新進気鋭のヴィジュアル系バンドたちとの10本連続ツーマン「~性壁探し乱行の宴~」も発表されました。
綺麗なだけでは物足りない、最近刺激が足りない…そんな方は、ぜひライブでまみれたまみれになりましょう。
著者:味噌きゅうりちゃん
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