変化イコール成長スウェーディッシュバンドMANDO DIAOの未来

MANDO DIAO

「退屈な田舎町から飛び出したい」ただそれだけでスタートさせた彼らは自分たちのバンド名すら夢にでてきたMANDO DIAOという特に意味のないフレーズを付けています。
そんな勢いだけで出発したと言っても過言ではない彼らも初期の荒々しいガレージロック・バンドから作品を重ねるにしたがって大きく変化していきます。

 

ストレートにロックンロール

2002年発表のデビュー作Bring’em inは60年代のブリティッシュロックから派生するラフなガレージロックンロールで世界中のロックファンを魅了しました。
デビュー作から彼らの強みであるグスタフビヨルンというタイプの違う二人のソングライター・リードボーカルがいることがいかんなく発揮されていて、バンドの代表曲Sheepdogthe bandにもそれがはっきりと表れています。
グスタフ ビヨルン

続く2004年発表のHurricane Barでも持ち前のストレートなロックンロールスタイルをさらにシャープに成長させており、2006年発表のode to ochrasyでは初のセルフプロデュースにも挑戦しています。

 
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音楽的深化を始めるガレージロックバンド

2007年彼らはNever seen the light of dayを発表し今までのロックサウンドからアコースティックサウンドへと大きく変貌しファンを驚かせました。
この作品は自国スウェーデンの30~40年代の古い音楽にインスパイアされて作られたそうですが、ブリティッシュ・トラッドやケルト音楽などの影響も大いに感じ取れます。
Never seen the light of day

続く2009年発表のGive me fireでは得意のロックンロール路線へ戻ってきていますが、原点回帰と言うよりは今までのサウンドにダンサブルな要素をプラスし大きな進化を遂げた作品になっています。

 
[next_heading title=自由な音楽的表現を求めて]