花組が挑む名作「ME AND MY GIRL」公演レポート

時代を超えて愛される宝塚屈指の名作「ME AND MY GIRLミーアンドマイガール」。2016年宝塚版では、明日海りおさん率いる花組が豊富なスターをそれぞれの役替わりで挑戦しています。

ME AND MY GIRLミーアンドマイガール <出典:http://www.ucc.jp/takarazuka/>
ミュージカルの歴史に残る名曲の数々と、愛情とハッピーエンドを味わいつくすことのできるぜいたくな舞台のファンの感想をまとめてみました。

 【主演ビルとサリーのカップルっぷりが微笑ましい】

明日海さんは若手の月組時代には新人公演でビルをすでに演じていることもあって、待望の主演といった貫禄をみせていました。
とはいってもどうやら、歴代のビルの中でもどうしても品の良さが最も出てしまって、かえってそれがビルが下町生まれから貴族になるためへの教育を受けるというストーリーの説得力がなくなってしまっていることや、リンゴを落としてしまったりタップのシーンでワインクーラーを蹴飛ばしてしまうなどまだまだ課題があるのかもしれません。

ME AND MY GIRLミーアンドマイガール <出典:http://kageki.hankyu.co.jp/news/20160123_001.html>
相手役である花乃まりあさんは、品のあるプリンセスの役より今回のサリーなどのような庶民的な娘が雰囲気に合っています。
声のトーンと歯切れのよい言葉が彼女の魅力を最大限に表していました。



【役替わりAパターンはやんちゃさが楽しい!】

まず初日の役替わりは芹香斗亜さんジョン卿の、ノーブルなたたずまいや大きな包容力が男役としての成長をみせていました。
柚香光さんのジャッキーの自由奔放さが、ジェラルド水美舞斗さんとビルまでその雰囲気に巻き込んでいく過程が客席を沸かせていました。
そしてこの公演で退団が決まっている鳳真由さんの弁護士パーチェスターが、真面目すぎて必死でありながらどこかおかしさを感じます。

ME AND MY GIRLミーアンドマイガール <出典:http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2016/meandmygirl/special_004.html>

 【役替わりBパターンは大人の雰囲気?】

瀬戸かずやさんのジョン卿は、オトナな雰囲気でありながら女性に弱い部分も持ついわゆるチョイ悪男がよく合っていました。
鳳月杏さんのジャッキーは、可憐でいながらどちらかというと影のある雰囲気と色気を合わせもった女性。
それに振り回されるジェラルド芹香さんの幼さの残る貴族も笑いを誘っていました。

【新たによみがえったミーマイの面白さに注目】

役替わりによって、あの名作も雰囲気や場面ひとつひとつがまったく違うものにみえてお得に舞台を観られます。
「ミーマイ」という作品を新たによみがえらせた花組公演を観に行ってみませんか?

著者:Seikacat

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