咲く?仕切り?リア?V系独特のルール・用語を徹底解説!


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日本が誇る音楽「ヴィジュアル系」通称V系。化粧や衣装でバンドのカラーを出し、世界観に引き込むバンドマンは最高にロック!そして、その世界独特のならわしや用語があることからもコアなファンを生み続けてきたことが分かります。

しかし、V系初心者にとってはあまりに知らない言葉が飛び交うので戸惑うのも事実。そこで今回は、初心者さんに向けてV系界用語やルールを解説しました。「とりあえずこれだけ見ておけば大丈夫!」という内容になっていると思うので、読んだらあとは実践!予習して不安を少しでも消してもらえたら幸いです。

それではどうぞ!

人の種類を表すV系用語

V系ではバンドマン・ファンを細かく分けて表現することがあります。

・バンギャ、ギャ:V系のアーティストの女性ファンは「バンギャ」と呼ばれています。「ロキノン系」など他界隈でも使われることがあります。「バンドが好きな女性(ギャル)→バンドギャル→バンギャル→バンギャ」という流れで生まれた略語です。更に略称化が進み、現在では「ギャ」という呼び方が主流になりました。ex.「あの子ギャっぽいね」「グッズ持ってるし、シドギャじゃない?」

・ギャ男(ぎゃお):「ギャ」に対し、男性ファンの場合は「バンギャル男(お)」と呼ばれ、こちらも現在では「ギャ男」と略されています。なぜか「バン男」ではない。

・オバンギャ:「おばさんのバンギャ」をあらわす言葉。具体的に「〇歳以上がオバンギャ」という決まりはありませんが、年齢が若いギャが自分より年上のギャをバカにして使ったりするシーンも見られます。本人がオバンギャをネタにしているなら良いですが、普通は失礼に当たるため会話の中で使用するのは避けた方が良いでしょう。

・リア:中高生のバンギャは「リア」と呼ばれます。これは「リアル中高生」という意味で、V系のライブにはコスプレとして制服を着ている人もいるため、そのような人と本当の中高生を区別するための用語です。

・パンピ:一般ピープルのことで、バンギャ・ギャ男・バンドマンなどV系界隈の外の人のことを指します。ex.「今までバンドマンの彼氏ばっかりだったけど、はじめてパンピの彼氏ができた!」

・新規:ライブに通い始めて間もない人のこと。

・常連:毎回ライブに来ていて、だいたいいつも最前列をキープしている人たちのこと。仕切りをすることも。

・オキニ:バンドマンから気に入られているファンのこと。バンドマン自ら「僕のオキニは君だよ☆」というわけではなく、ギャの主観。

・オキラ:オキニの反対で、バンドマンから嫌われている(ように見える)ファンのこと。

・繋がり:バンドマンと何かしらの繋がりがあるファンのこと。

・麺:「バンドマン→バンメン→メン→麺」という、V系バンドに所属しているメンバーをあらわす言葉。街中でそれらしい外見の人を見ると、バンギャは「今のひと、麺っぽくない?」とそわそわします。

・爺麺:V系バンドマンは基本的に年齢非公表ですが、それでも活動歴などからある程度年齢を推測できるもの。「もう若手とは言えないよね」というバンドマンのことを「爺麺」と表現する人もあります。

ライブを楽しむためのV系用語

V系のライブには独特のファン文化があります。その最たるものがギャ・ギャ男による「動き」。通常「振り」と呼ばれていますが、日常生活で目にする機会のない動きが多いので、初めて見る方は「ゑ!?」とびっくりすることでしょう。振りについていけてないと何となく恥ずかしい気分になることも・・・(実際そんなことを感じる必要はないですよ!)。

振りはファンの間で自然発生するものですが、「この振りは私が考えた!」と期限を主張するギャがいて、そのトラブルを避けるためだったり、バンドのカラーを出すために、バンド側から振りを提案しているところもあります。YouTubeで「V系 振り」と検索するとバンドマン考案のものや、ギャの練習ビデオなど沢山出てくるので、気になる方は見てみてくださいね。

【バンギャが】現代的疑惑都市"DOUBT!"/FEST VAINQUEUR【暴れてみた】


・咲き、咲く:両手を高くあげバンザイ\(^o^)/ この時、腕をまっすぐに伸ばすのではなく、Yの字に少し外側に開きます。そう!自分がお花になった気分で!!バンギャがバンドマンにする最大の愛情表現のようなものです。本来はギャの「求愛行動」の意味がありましたが、今は単純に「だいすき」の気持ちを込めてしている人も多いですね。バンドがステージに出てくるオープニングや、好きなメンバーのソロパートの時に咲きます。バンドマンから「咲けえぇぇぇ」と煽られたりもします。\(^o^)/。「咲き行為」禁止のバンドもあるので、初心者の方はまず様子を伺ってからチャレンジしてみましょう。

・ヘドバン:ヘッドバンキングの略。バンドマンの煽り文句「頭ぁぁぁぁあああ!!!」は、「今、ヘッドバンキングをしてください」の意味。首を無限大(∞)の軌道で振る「八の字」型はやりやすいかもしれません。バンギャは髪の長い人が多いので、タイミングがずれると左右の人の髪がバシバシ顔に当たり痛いし、痛くさせてしまうのでできるだけタイミングを合わせるとコナレたギャに見えます。首を左右に小さく振るだけのヘドバンは「イヤイヤ型」と言われヘドバン初心者がやりがちな動きと言われています。ヘドバン中に髪が一本の柱のように宙に舞うことを「髪柱」と言い、綺麗に髪柱を立たせるために「ロングヘアのストレート」をキープしているギャもいます。

・手バン:頭を振りたくない時に、ヘドバンの代わりに顔の横で手をパタパタすること。首を痛めている時はおとなしく手バンをしましょう。

・手扇子:指揮者のように手を動かしリズムをとること。扇子を使う時のように「なめらか」に。今は手扇子にも色々な種類があるようで、「パッカーン!」と大きく手を開く「徳井(チュートリアル)ダンス型」など様々。ギャの個性が出ています。

・折り畳み:上半身を前方に倒す→起き上がるの繰り返し。リズムに乗って深くおじぎするイメージ。頭を下げる一拍手前で身体をうしろにそらして勢いをつけてからスタートするとそれっぽい。

・モッシュ:V系では主に上手、下手に横移動する「横モッシュ」のことを指します。「あっちに動いてね~」と親切に方向を指示してくれる麺もいます。

・逆ダイ:「逆ダイブ」の略で、メンバーが客席に飛び込むダイブの逆でファンが飛びます。ステージに向かいファンがぎゅっと固まり土台を作り、客席後方のファンが土台に向かってぴょーん。この時、上手に飛べれば土台も痛くないですが、肘鉄が入ってしまったりただのタックル状態になると土台のファンは苦しいです。

・布団:逆ダイでは後ろからぎゅうぎゅうに押されるので、客席の「柵」の前にいるファンは身体が柵に押さえつけられてめっちゃ痛い!それを回避するために、「布団が干されるよう」な体制を取りやりすごします。小学生のころ、鉄棒が得意だったあなた、ぜひチャレンジしてください。

・背ダイ:土台となっているギャに背中から飛び込んでいくこと。

こちらの動画が振りの参考になります!

【V系】ヘドバン・逆ダイ・背ダイ・モッシュと、とんでもなくもの凄くやばすぎる衝撃的なヴィジュアル系バンドライブ


*モッシュや逆ダイの後は観客の位置がずれるので、しっかりと元の場所に戻るようにしましょう。

・地蔵:ライブの最中にフリなどはせず、動かずに観賞している人のこと。ちなみに筆者はある時を境に最後列で地蔵をすることも多くなりました。完全に自分の世界。客席前方で地蔵をするのはケガのもとなので、モッシュなど全体が動く時は流れにしたがって位置を動いであげるのが良いです。

・メンコ:メンバーコールの略。好きなメンバーの名前を叫ぶこと。

・咲き声:メンコの一種。ピッチ高めの声でメンバーの名前を呼ぶこと。ポイントは「ゆうたぁ~↑↑」と語尾だけくぃっ↑とあげること。

・デスボ:デスボイスの略。メンコの際や煽りの際などファン・メンバーどちらからも聞かれます。ヴォイヴォイと表記されることが多い。

独特の風習のV系用語

・インスト:インストアイベントの略。多くのV系バンドはCDをリリースすると、握手会やチェキ会、サイン会などを開催します。多くのイベントは「V系専門CDショップ」で行われます。

*老舗V系専門店ブランドエックスが倒産…バンギャの聖地V系CD専門店は何が違う?

ライブには通わず、メンバーと接触できるインストに多く参加するファンは「インスト厨」と呼ばれることもあります。楽しみ方は個人の自由なので、行けるときに・行きたいところでエンジョイしてください!

・チェキ:グッズとして販売されたり、インストの特典として撮影したり様々。若手バンドの大事な収入源。

・たぬき:「たぬきの掲示板」のこと。V系ファンが多く集まる掲示板。一部出会い系のように利用されているカテゴリーもあるので注意。ギャ同士の悪口、マウントの取り合いもよく見られるため「心が元気」な時にアクセスすることをおススメします。「たぬき」に悪口や嘘を書き込まれ病むギャは沢山いるので、バンギャ活動にTwitterなどの個人のSNSを利用する際は個人情報や顔写真などを載せないようにしましょうね。

・差し入れ:バンドマンにする差し入れのこと。お菓子やマスクなどの安価なものからハイブランドのお洋服やアクセサリーなど高価なものまで様々。若手バンドマンはリアルにお金がないことも多いので、差し入れでもらったもので生活している人もいます。

・蜜:貢ぎ→みつ→蜜。バンドマンに金品を貢ぐ人のこと。

・札レ:「札レター」の略。お札を入れたファンレターのことです。「狙い」と呼ばれる「繋がり」になりたいギャがすることや、純粋にバンドマンの生活を案じてすることも。

・交渉:主に対バンの際に、目当てのバンドの出番時に他バンドのファンに位置を変わってもらえないか頼むこと。目当てのバンドが終わったら後ろで休みたい場合や、他バンのノリが分からない、純粋に善意でなど譲ってくれる人は多いです。しかし、特に何も言われない場合は目当てのバンドが終わったらちゃんと場所を返しましょう。元いたお客さんが戻ってくる前に勝手に場所を移動することはマナー違反です。

・仕切り:主に対バンの際に上記の「交渉」を取りまとめている人のこと。基本的に最前列の交渉をまとめています。個人交渉は「言った言わない」などのトラブルが多発するため、代表者を立ててその人を介して交渉するスタイルが生まれました。

しかし、本来応じなくても良い交渉を応じるように圧をかけてきたり、整理番号的には最前列に入れるのに「もう埋まっています」と入れてもらえなかったり、最前列を仲の良い身内に融通する「身内埋め」をするなど、本来の役割から大きく外れた迷惑行為をする仕切りもいます。そのため「仕切り行為禁止」をアナウンスするバンドも多いです。

おわりに

バンギャ達の間で広く使われているV系用語を解説しました。一見閉ざされた雰囲気に見えるV系界ですが、多くの独特な文化があることも理由かもしれませんね。しかし、音楽の楽しみ方は自由です。V系の伝統にならうのも良いですし、自由に体を動かして好きにノるのも良いです。他人に強制できることは何もありません。

オープンな雰囲気で誰でも気軽にライブに来れる雰囲気がもっと大きくなると良いなぁと筆者は思います。V系というジャンルだからこそ、様々な音楽やアートワークが見られるのがとても楽しいです。

みなさん、思いおもいにV系という日本がほこる音楽を楽しんでください!

「この用語が知りたい」「こんな時はどうすれば良いの?」など質問がある方は、ぜひトレタメ公式Twitterにメッセージをくださいね!!


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