月組の娘役・早乙女わかばさんのトップ娘役への道

男役より娘役の方が出世が早いといわれている宝塚の世界には、新人公演に出演できるキャリアでトップ娘役となるタカラジェンヌもいます。トップ娘役となるにはいくつかのステップがありますが、そのステップを目下着実に歩んでいる月組の娘役が、早乙女わかばさんです。
早乙女わかば出典:©宝塚歌劇団 公式HPより
月組の大注目株、早乙女わかばさんのプロフィールをここでおさらいして、トップ娘役への道を勝手に想像しちゃいましょう!

■新人公演で早くもヒロインとなった早乙女わかばさんのプロフィール

早乙女わかばさんは幼い頃からミュージカルを習っていましたが、小学校2年生のときに宝塚歌劇を知って、それ以後は宝塚歌劇団を目指すようになったそうです。宝塚歌劇団を目指して本格的なレッスンを受けて2006年に宝塚音楽学校に入学、2008年に94期生として入団します。

初舞台は、月組公演「ME AND MY GIRL」。その後、星組に正式配属されます。
入団時の成績は24番といいますから、だいたい真ん中というところなのですが、2010年「ハプスブルクの宝剣 -魂に宿る光-」の新人公演で早くもヒロインを射止めます。そう、早乙女わかばさんは宝塚歌劇団に入団してから、花開いたタカラジェンヌなのです。

2011年宝塚バウホール公演「ランスロット」ではとうとうヒロインを射止め、2014年には月組に異動しています。

■新人公演で抜擢されると、その後も躍進する?

早乙女わかばさんがヒロインを射止めた、2010年「ハプスブルクの宝剣 -魂に宿る光-」の新人公演。

新人公演で頭角を現したジェンヌはその後の出世が当確という定説もある中、その後宝塚バウホール公演にてヒロインを獲得しています。早乙女わかばさんも、その定説通りの躍進でトップ娘役へのステップを着実に歩んでいるといってよいでしょう。

■ここからが正念場、トップ娘役への道

早乙女わかばさんは月組に異動した後も、2014年の「THE KINGDOM」でヒロインを務め、2015年1~2月の宝塚バウホール・日本青年館公演「Bandito -義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ」でもヒロインを、2015年4月~7月の本公演「1789 -バスティーユの恋人たち-」ではオランプ役を海乃美月さんとダブルキャストで獲得しています。

いよいよ現実味を帯びてきた、トップ娘役への道。これからの活躍を注目していきたいタラカジェンヌの筆頭格です!