映画戦場のピアニストで奏でられる音楽、クラシックの名曲に迫ってみよう

『戦場のピアニスト』は2002年に公開された第二次世界大戦におけるワルシャワを舞台としたフランス・ドイツ・ポーランド・イギリスの合作映画です。

 

そのタイトルの通りピアニストが主人公で、彼がクラシック音楽の名曲を作中で奏でます。どんな曲が演奏されたのか見てみます。

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作品でクラシック音楽を奏でる主人公とは

戦場のピアニストはポーランドの実在したピアノ奏者ウワディスワフ・シュピルマンの人生を描いたノンフィクションの作品です。
ウワディスワフ・シュピルマン <出典:ja.wikipedia.org>
彼は第二次世界大戦がちょうど勃発した時期に活躍していましたが、ナチス・ドイツがポーランドの首都ワルシャワに侵攻しユダヤ人虐殺を繰り広げる中で大切な家族を失い、肉体労働を課されるなど過酷な戦場を生きることになります。

 

そんな状況の中で悲劇に終わるユダヤ人の反乱、廃墟のユダヤ人居住地であるゲットーなど様々な悲惨な戦場下の様子を目の当たりにします。

 

しかしそのような無残な光景、人々の姿を目の前にしながら、彼の素晴らしいピアノ故にナチス・ドイツの将校に命を救われてしまうという何とも皮肉なエンディングを迎えるのです。

 


映画にショパンの音楽を導入した意図とは


タイトル『戦場のピアニスト』の通りピアノ奏者ウワディスワフ・シュピルマンは作中で様々な場面でクラシック音楽を奏でるのですが、どんな音楽が演奏されていたか紹介をします。

 

ウワディスワフ・シュピルマンがピアノで演奏する曲の大半はポーランドの前期ロマン派音楽を代表する作曲家であり、ピアノ奏者であるフレデリック・フランソワ・ショパンの曲です。
ショパン <出典:www.yamaha.co.jp>
ポーランド人ショパンを敵国の人間の前で弾かせるという演出は、つまりウワディスワフ・シュピルマンの危険を冒した、でも祖国愛を表明する為に必要な行動だったのです。

 


ウワディスワフ・シュピルマンが作品の中で演奏した音楽を紹介

ここまで映画戦場のピアニストにおけるクラシック音楽の重要性について話してきましたが、実際どんな音楽が演奏されたのか具体的に紹介します。

 

この作品ののテーマ曲であるショパンの作品『ノクターン第20番嬰ハ短調遺作』はシュピルマンが冒頭でラジオ放送局で弾いていて、この曲は作中でリフレインされています。



この作品の中の1つのクラマックスと言っても良い場面、シュピルマンがホーゼンフェルト大尉の前でピアノを弾くシーンで演奏された作品はショパンの『バラード 第1番 ト短調 Op.23』です。



この作品のエンディングで演奏される作品はショパンの『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ』です。


映画戦場のピアニストにおける人の心を繋ぐクラシック音楽の役割

ポーランドの首都ワルシャワで繰り広げられたドイツ人によるユダヤ人大量虐殺、国の破壊が行われていた戦況下では慈悲などというものはなかったように思えます。

 

しかし映画戦場のピアニストではそんな非情な世界の中でもクラシック音楽が人の心の琴線に触れ、1つの光になる様子が描かれています

 

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