中島らも作品・G2演出『ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について』その内容とは。 – トレタメ

中島らも作品・G2演出『ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について』その内容とは。

衝撃の転落死から11年、今でも多くのファンを魅了してやまない不世出の天才戯曲家中島らも

幻の傑作戯曲とも言われた『ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について』が演出家G2によって蘇ります。中島らも・G2そして豪華キャストで作り上げる舞台『ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について』その内容と魅力を解説します。

ベイビーさん

天才演出家、中島らもとは?

中島らもは1952年4月3日に兵庫県尼崎市に生まれ偉人伝などを読みあさり少年期を過ごします。関西独特の面白さやひねくれたユーモア、シュールな感覚がうけ、小説家や戯曲家、俳優、コピーライターなど幅広い分野で活躍しました。

中島らもは2004年7月26日に亡くなりましたがその作風は今でも多くのファンから熱烈に支持されています。劇団リリパットアーミーを設立しその独特の世界観は多くの演出家や舞台作家、舞台俳優らにも影響を与えていると言われています。

中島らも

『ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について』の気になるストーリー

時は1941年(昭和16年)、第二次世界大戦の影が次第に大きくなっていた頃です。ストーリーは満州の新京を舞台としています。軍隊を慰問するためにとあるサーカス団が満州の新京で活動しています。とは言っても戦争真っ只中のため敵性語を使ってはいけない時代、彼らはサーカスではなく曲馬団として軍隊を鼓舞しなくてはなりません。

ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について

そこに慰問が適正かを視察するためが八代大佐率いる一行がやって来ます。厳しい戦火、日本ではお腹を空かした国民がいるにも関わらずサーカス団と共にいる動物に餌を与えることが大変不服な八代大佐。

視察団に納得してもらうために連れて来られたのが餌を食べない不思議な動物「ベイビーさん」でした…。

[next_heading title=演出家G2と豪華出演陣で蘇る幻の作品。]