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新日本フィルハーモニー交響楽団とは?

新日本フィルハーモニー交響楽団は1972年に小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立しました。
活動の本拠地はすみだトリフォニーホールにあり、日常の練習と公演を行うという日本初の本格的フランチャイズを導入しています。ここで定期演奏を行い、様々な体育館や小中学校、各施設に赴き、演奏活動を行っています。
また、私たちと馴染みの深い曲といえば、久石譲とコラボレーションを行った、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」、「ハウルの動く城」、「崖の上のポニョ」の管楽器を担当しています。
久石譲ってどんな人?

1984年の映画「風の谷のナウシカ」以降、「となりのトトロ」などジブリ映画の音楽を担当するほか、滝田洋二郎監督「おくりびと」や北野武監督「HANA-BI」などの、数々の日本映画音楽を手掛けました。
2001年には自らが映画監督としてデビューを果たし、「Quartet カルテット」を製作しました。この作品は、久石譲が音楽・共同脚本をも手掛け、日本初の本格的な音楽映画として、モントリオール映画祭のワールドシネマ部門正式招待作品に選ばれます。
さらに、久石譲の音楽は三年連続日本アカデミー賞最優秀音楽賞や国際映画音楽批評家協会賞などと、日本だけでなく世界でも多く絶賛されています。
ジブリと久石譲の出会い

80年代ポップスの分野で独立した久石譲はジブリ映画「風の谷のナウシカ」で初めて映画音楽を手掛けました。
当初、別の人が音楽を手掛ける予定でしたが、イメージと合わなかったため、宮崎駿は久石譲に託します。ここで一躍脚光を浴びました。
さらに、「もののけ姫」の音楽を手掛けた際、フルオーケストラの仕事が増え、指揮者としても活躍します。
そこから、ジブリの音楽の担当を任されるようになり、宮崎駿と久石譲はお互いを尊敬しあう関係になりました。
お互いになくてはならない存在
もし、久石譲と新日本フィルハーモニー交響楽団が居なければ、ジブリの音楽はこんなにも有名になっていなかったかもしれません。このように新日本フィルハーモニー交響楽団とジブリは深い関係にあります。1 / 1